静かな父島

前回のブログでふれた父島23日着発運行予定のオガマルの欠航。な、なんとビックリのどんでん返し。

「台風の予想進路の大幅な変更に伴い、父島二見港の港湾状況により接岸できない場合は引き返すと言う条件付で予定通り運行」と言う防災小笠原の島内放送。

10年近く島暮らしをしているが、一度欠航が決まった後の再変更でのオガマルの運行は初めてのような気がする。まあ自然が相手なので仕方ないネ。

と言うわけで23日の木曜日オガマルは11時20分無事二見桟橋に接岸、しかし乗船客は50名ほど、夏の繁忙期としては有り得ない数字だが、予定外の復活運行と言うことで致し方ない。そして午後2時オガマルは竹芝めざし出港していった。

どうやらこの夏の小笠原、今のところ台風の直接の影響は幸いにも免れているが、間接的にはかなりの打撃を被っているようだ。観光業関係の皆さんは相次ぐ予約のキャンセルで、本当に大変だと思う。

そんなオガマルの運行事情もあり、このところの父島は本当に静かだ。

海の日でOFFだった月曜日、境浦でマッタリと言う妻と僕は扇浦からサップで合流。海が良ければタンデムの予定だったが、思いのほか風も有り、境浦でスイムにランチ、そして妻の友人とのお喋りetc静かな境浦を楽しんだ。


妻が撮ってくれた、境浦からの写真。








そして昨日の土曜日、久しぶりに桟橋での釣。一昨日新ムロがやっと釣れたとの情報も有り、このところ人影の少なかった桟橋だが昨日は常連さんが一時は6人も竿を出し、静かな父島の中で桟橋だけは唯一のホットスポット？

途中お昼時、前浜スイムにランチをはさみ夕方5時近くまで桟橋釣を楽しんだ。餌釣だったので釣果はもう一つだったが、やはり釣は楽しい、次は新ムロ狙いのサビキ釣かな。


夕方西日を浴びる桟橋から。

台風の谷間

夏の観光シーズンに入った小笠原、台風に翻弄されっぱなし。

内地にも多大な影響をもたらした台風11号、当初島の西側、しかもかなり近いところを通過しそうということで、港では早い時期から台風養生、その接近に備えていた。しかし幸いにもそのコースが大きく西にそれた為、海は時化たが島に直接の影響は無かった。オガマルの欠航を除いては。そう、13日入港16日出港予定のオガマルが台風の影響で、欠航となってしまった。

そしてその台風11号が内地に接近していた頃、島では早くも次の台風12号の話題。

「今度のやつは、直撃かも」そんな会話があちこちで。

そして、なんと17日（金）防災小笠原の島内放送は23日（木）父島着発運行予定のオガマルの台風12号の影響による欠航をい告げていた。

その一便前、19日父島着発運行予定のオガマルは東京18日出港予定。この便に乗船予定の観光客の多くの方は、父島23日着発予定のオガマルで内地へ帰る事にになるのだが、この便が欠航すると帰りの船が無いと言う事になってしまう。そのために超早目の苦渋の決断と言う事になったのだろう。

そんな台風に翻弄されっぱなしの父島だが、先週18日の土曜日は夏の一大イヴェントに成長したカヌーレースの開催予定日。前日まで台風の影響が残り、前浜ではサーフィンを楽しむサーファーさんがいたほどで「大会できるの？」と、カヌーレース開催の話題で盛り上がっていた父島、皆様の暑い情熱が天に届いたのか、小笠原の太陽が久しぶりに顔を出し、前日までと比べれば信じられないほどのコンディションに恵まれ、無事レース開催。

関係者の皆様、本当に良かったですね！そして毎年ご苦労様です。

今年僕は、小学校の先生方と男女二人ずつの4人でメンバーを組み混合の部で参加。初参加の先生もいる中、練習は一日、しかも2回だけのパドリングと言うことで、とにかく無事ブイを回ってきましょう、的なノリでの参加。

まあ練習よりはスムーズにブイを回航でき、かじ取り役の僕としてはまずまずのレースだったと思う。


そんなレース当日の様子

















ところで台風12号だけど、昨日熱低になってしまって台風じゃなくなってしまった。この先どうなるかまだ分からないけれど、今年は台風に翻弄されそな、いや～な予感。

お帰り！

７月１日入港のオガマルで、娘が久しぶりに島へ帰ってきた。

と言ってもバカンスで帰ってきたわけではなくお仕事。しかも島滞在は一航海、３泊４日、うち一泊は母島、そんな訳で連日仕事に追われゆっくり話す機会も無かったが、元気にそしてパワフルに仕事をこなす姿を見て、一安心。

そんな強行スケジュールの中、入港日の夜は一緒に来島した職場のお仲間と我が家で夕食。息子夫婦も交え２時間ほどだったが、本当に久しぶりに我が家の家族がそろい妻の手料理に舌鼓を打った。


突然ですが、小笠原のゆるキャラ「おがじろう」





ザトウクジラの父。誕生日1968.6.26（＝小笠原の日本返還日）小笠原の‘おが’と誕生日の‘じろう’から「おがじろう」だそうです。


そして娘のお仕事と「おがじろう」は、とても深い関係が・・・・


「おがじろう」とその母






娘よ、暑い中ご苦労さん！これからも元気で頑張れ！