小笠原日記

夫婦で小笠原に移住予定です。どんな生活が待ち受けているか?とりあえず小笠原の生活を綴って見ようと思います。

オワラスでマル

2015-08-30 17:48:39 | Weblog
ツアーガイド兼業の荷役仲間曰く「今年の夏は本当に外れ。凪の日が全く無かった。まあ何年かに一度、こんな夏もあるんだけどネ」確かに8月に入って凪の日はあっただろうか、なんだか台風の記憶しかなく、オガマルの欠航がやたらと印象的で、凪の日なんて思いつかない。特に週末、我々の休日は本当に良い印象が無かった。

8月最後の日曜日の本日、やっと来てくれました父島の夏らしい一日。

波予報では2㍍の波高だったが、二見湾内はほぼ凪の一日。東よりの風が時折強く吹き付けてはいたが、それでも散々だった今月の週末を思えば上出来。

僕は、早朝久しぶりに愛車ヴォーグで島一周のサイクルの後、扇浦からサップで出艇、妻と境浦で待ち合わせ、一日8月最後の日曜日を楽しんだ。

妻とタンデムで製氷海岸から赤灯台付近の枝珊瑚をじっくり観察、その後は三々五々境浦に集合した妻の友人方々とサップ遊びに井戸端会議(僕はほとんど参加してないけど)ランチ、スイム、転寝etc

皆さん本当にこんな休日を待ち望んでいたようで、久しぶりに海とお日様を満喫、やっぱり小笠原はこうでなくちゃ!


そんな今日の境浦で


















良い一日でした。


今朝は空振り

2015-08-26 07:50:33 | Weblog
先週末父島に接近してきた台風16号、一時は本当にどうなることかと気をもんだが、幸いにもその勢力がやや衰え(とは言っても950hPa位はあったと思うが)進路も予想より東にそれた為、それほど大きな被害も無くやれやれと言ったところだ。

それでも大型の台風だった為、幸い暴風域には入らなかったが、その大きな強風域にはずいぶんと長い間入っていたようで、強い風はむしろ台風が再接近した以降、吹き続けていた。

その台風16号より一足早く島のはるか南を西に向かっていた台風15号、フィリピンの北あたりで急にカットバック、先島諸島から九州に上陸、今現在は日本海に抜けたようだ。その先島諸島での瞬間最大風速がなんと71㍍を記録したそうで、いくら台風には慣れている石垣島とはいえ、本当に大変だったと思う。島の景色が変わってしまったのではないだろうか。

台風15号と16号、勢力はそれほど変わらなかったが、16号がもし父島の西側の近いところを通過していたらどうなっていたか。今回はラッキーだったが、台風シーズンはこれからが本番、まだまだ油断はできない。

ところで昨日の夕方、台風のウネリも湾内では少しずつ治まりつつあるし、僕のサップのホームグランド扇浦の様子見も兼ねてジョギング。勿論ベッタリと言う状況ではないが、扇浦はビーチブレークも無く比較的穏やか。

と言うことでオガマル入港日の本日、朝一でサップと5時過ぎに我が家を出発。ところが湾岸通りから見る湾内、昨日より明らかに状況が悪い。トラックの後ろにボードを積んだ荷役仲間でサーファーのTuは「松に入ってみようと思って」と声を掛けて追い越していった。

これは僕の腕ではとてもサップどころではない。フィンを外して養生していたボードをもとに戻して、本日終了。

台風15号のウネリが島に届いたのだろう。今朝は思いっきり空振り。


帰りに撮った、この島には似つかわしくない灰色の写真。


湾口は靄に霞み、町の裏手の山はすっぽり雲に覆われている。






台風を避けて島から離れていたハハマルは昨日から通常運行。


今回はやばそう

2015-08-19 16:40:13 | Weblog
今年は台風大当たりのここ父島。

島には、マンゴー豊作の年は台風が多い、と言う言い伝えが有るらしいが、今年はマンゴーの育ちがいいようだ。

現在の予報だと、23日から24日に掛けて台風16号が父島に接近してきそうだ。もう今年は驚きもしないが23日はオガマルの父島着発運行の予定日、この便の運行最終決定は21日との島内放送だが、どうやらまたしても欠航と言う事になりそうである。

この便の後の運行予定は、父島入港26日、出港は29日の通常運行に戻る。もし23日の便が欠航と言う事になると(かなりその確率は高いと思ういのだが)、今日竹芝を出港、明日父島着発運行予定のオガマルに乗った観光客の方々は、29日父島出港の便まで内地へ戻れないことになる。はたして今日の便の乗船客はどれくらいだったのだろう、興味深いところだ。

昨日夕方ジョギング中、扇浦で知り合いのカヤックガイドさんに会ったのだが

「今年はどうなってるんだろう?本当にがっかりだよ!」

と真顔で呟いていた彼の言葉、観光業関係の方々の偽らざる心境だろう。

ところで16号、予報では910hPaまで発達しそうだし、限りなく父島へ接近しそうで今回は厳重警戒。相当気合を入れて養生しなければ本当にやばそう。僅かな救いは、今の予報だと島の東側を通過しそうなこと、是非そう願いたい。

いずれにしても今週末は、ブルーな休日になりそう。


先週末の土曜日は、妻と境浦で待ち合わせ、のんびり休日を過ごした。

そんな境浦。












本日、朝の陽光をたっぷり浴びるグランドの芝。





芝達は、台風の降雨を喜んでるんだろうな・・・



そして昼休み前浜スイム。

おなじみのABEちゃん「泳げるのも明日までかな?」




台風色々だ。


またまた欠航

2015-08-11 15:27:13 | Weblog
前回のブログで台風13号の心配についてチョッピリ触れたが、こちらのほうは父島への直接の影響は幸いにも全くと言っていいほど無かった。先島諸島や台湾は、かなりの被害を被ったようだが・・・・

ところが父島の東にひょっこり現れた熱低が、当初の楽観的な予想に反してじりじりと発達、勢力は弱いものの台風14号へと成長。この台風のおかげでオガマルの運行スケジュールは二転三転、結局最終的には欠航となってしまった。

8日土曜日、竹芝を出港予定だったオガマル、乗船客700名前後のほぼ満席便。父島の防災無線は8日の朝出港ぎりぎりのタイミングで、台風14号の影響による予定変更、竹芝出港9日、父島着発10日を告げていた。小笠原海運としても夏最盛期の満席便だけに台風の進路予想等と睨めっこしながら、ぎりぎりの選択だったのだろう。

ところがその進路予想と勢力が微妙に悪いほうに傾きだし、最終的には9日の朝、このオガマルの欠航を告げる防災小笠原の島内無線が流れた。

この夏、オガマルは祟られた様に台風の影響を受けている。

6日父島着発のオガマルで来島した多くの観光客の皆さん、この欠航となった便で内地へと帰る、5泊6日の旅行予定だったと思う。それがなんと父島に足止め、次の13日父島着発便で帰るしかなく、9泊10日の長旅を余儀なくされてしまった事になる。

それぞれに様々な御事情もあり、本当に困ってしまった方も大勢いらっしゃったと思うのだが、まあこればかりは内地との実質的な交通手段がオガマルしか無いと言う島事情では、どうしようもない。

せめて延びた旅行、小笠原を存分に楽しんでいただきたいところなのだが、台風の進行速度が遅くしかも小笠原を通過してから東寄りに進路を変えたため、父島では珍しく8、9、10日と3日続きの雨に強風。とても観光を楽しめる状況ではなかった。

僕も船が欠航となった為、土曜日曜とお休みだったのだが、最悪の連休。

そして、たまたまお休みだった本日、空はどんよりと曇り、強い南風は相変わらずだが、雨予報は無し。と言う事で、我が家から通行止め解除となった夜明け道路、そして長崎遊歩道へ左折、南風の風裏となる宮之浜でランチと言うプランでのんびりウォーキング。

大雨の後で道が悪いのではと心配したのだが、それほどでもなく、久しぶりのコースを楽しんだ。

そして宮之浜の混雑にビックリ。確かにこの状況だと、父島で楽しめるビーチはここくらいかな。


今朝の漁港、とびうお桟橋の様子。まだ台風養生は解かれていなかった。








そして今朝の前浜。あの綺麗なビーチがこの状態。






遊歩道から二見湾の様子。空も海も灰色。




そして宮之浜。ここはベッタリ。






しかし、釣り浜方面への遊歩道には落石。台風の影響だろうか・・・





宮之浜を後にする頃には薄日も。





次のオガマルも満席便、とにかく無事に来て下さい。

ベタ凪

2015-08-02 07:14:06 | Weblog
僕の記憶では、例年の父島、内地が梅雨真っ盛りの頃、夏の強い日差しとベタ凪の海というのが定番だったと思うのだが・・・

今年は雨期が終わっても南風が吹き続け、そして相次ぐ台風の発生、そのためか本当に凪の海という日が無かった。

昨日この夏初めてやって来ました、ベタ凪、透明度抜群の海、そして青い空。

完全OFFだった僕は、まず朝一、日の出サップ。5時30分扇浦を漕ぎ出し沖へ向かう。グーフィーのサーフポイント‘松’へ差し掛かる頃背後の山並みからお日様が顔を出す。とたんに日差しの熱とパドリングで汗が背中を伝う、気持ちの良い汗だ。

鏡のような海面と透明度抜群の海に誘われ、いつもの折り返し赤ブイを越え野羊山先端のドーナツ岩の内側を抜け岩を時計回りに回る。しかし、べったりだった海面がこの辺だけ大潮の潮の動き出しなのか、潮波が立っていてボードが思うように進まない。急にブレーキが掛かったようになり、危うく沈するところだった。このあたりだけは必死にパドリング、この時ばかりは気持ちの良い汗と言うわけには行かなかった。

海はやはり怖い、どんなに凪いでいても油断は禁物、良い勉強になった。


パドリングを終え、7時前の扇浦、静かだ。






その後は弁当持参で桟橋でのムロ釣。前日からコマセ2ブロックを購入、コマセは程よく解けており、気合を入れての久しぶりのムロ釣。

途中昼時は前浜スイムにランチ、適度にクールダウンと気分転換をして頑張ったのだが、なんと釣果はムロ3本。

特に午後からは、地元の釣キチもビックリするほどの透明度、底まで透々で泳ぎまわるお魚も色とりどり、まるで水族館状態、ムロ釣りには最高のコンディションと思われたのだが、なかなか思うようには行きません。また次回に期待。


昼の前浜、夏です!




そしてこちらはオマケ。サビキの針を散々切り、コマセ袋に穴をあけたと思われる犯人。

おそらく‘ソウシハギ’

結構なサイズで、よく1.5号のハリスで上がった。サビキのハリスもバカにできない。




お仕置きをしてリリース。


ところで南の海上には台風13号、ベタ凪も続きそうに無い。