小笠原日記

夫婦で小笠原に移住予定です。どんな生活が待ち受けているか?とりあえず小笠原の生活を綴って見ようと思います。

南風

2007-02-28 19:47:56 | Weblog
昨夜はブログ投稿の後妻と空手教室へ。二人とも歳も歳だし自分達でもビックリするくらい体が思うように動かない。教える方も大変、かなり迷惑掛けてると十分自覚している。

ただ妻も僕も、一旦初めてすぐリタイヤと言うのは性格的に納得できず、それだけで頑張っている感じだ。とりあえずしばらくは続けようと思う。

空手の後は、海洋センターのベテランボランティア、ノリが明日のオガマルで島を離れる事になりその送別会。息子の風太を連れてヤンキータウンへ。総勢15名ほど、賑やかな送別会となる。この時期クジラの調査の真っ最中でボランティアの数も多く、海洋センターも賑やかなようだ。昨年のボランティアでは、大変お世話になったノリが帰ってしまうのは残念だが、きっと又帰って来るよね、とりあえずはお元気で、待ってるから。

一夜明け、今日は南風に変わり暖かな一日。1時間目に、去年の春から海洋センターを通じ、アオウミガメの学習やお世話をしている、5年生の発表が体育館で行われ、所長のマナミさん他ボランティアの連中が多数来校。昨夜はどうもと、目と目で挨拶。

昼休みは桟橋へ。昨日のシマアジに味を占め、当然風太は今日も釣り。風はややあったが本当に暖かく、Tシャツ1枚でランチ&釣り見学&釣りも少々。昼休みをのんびり楽しんだ。

帰宅して話を聞くと、僕が帰った後にチョトしたトラブル。エイかタコがかかったらしく、にっちもさっちも行かなくなり格闘している所に、チャンプ(マーカスの義理の兄で、荷役の仕事で僕も大変お世話になっている)が助けに来てくれ、結局糸を切る事に。流れた浮きをマーカスや甥っ子達が追っかけて拾ってくれたらしい。

その後パートの帰りに寄った妻を交え、マーカスと四方山話に花が咲き、とても勉強になったようだ。釣果はゼロ、おまけに浮きは何とか助かったが、それ以外の仕掛けはパーになってしまったが、なぜか息子は満足そう。よほどマーカスとの話が楽しかったのだろう。

南よりの暖かな風と共に、島人とのふれあいが、彼の気持ちを暖かくしたようだ。

写真は帰宅後あまりに夕日が綺麗だったので、息子と夜明け道路に自転車で上って撮った一枚。

念願のシマアジ

2007-02-27 17:47:04 | Weblog
昨日の嵐のような雨は上がったが、相変わらず北東の風が強く寒い。

小学校で掃除をしていると、防災小笠原の放送が、海況が悪い為本日のハハマルの欠航を告げていた。オガマルはめったな事では欠航しないが、ハハマルは船体も小さく欠航する事もたまに有るが、まさか今日欠航となるとは以外だった。

昨日から吹き続く強風で外海はウネリが高くなっているのだろう。ハハマルがいない間に釣り頑張らねばと言っていた風太にとって、昨日母島に行ったハハマルが今日帰ってこないと言うことは一日釣りが楽しめるわけで、不謹慎だが朗報ともいえる。

昼休み桟橋に行ってみると、風太は追加の餌を買って帰って来るところ、気合十分今日は一日頑張るつもりのようだ。残念ながら午前中は外道のヨツバリ一枚だけらしい。時折海面を揺らしながら吹いてくる冷たい北東のブロウの中、僕はランチ。

食べ終わってから3回ほど釣り糸を垂れてみたが、そんなに簡単に釣れるはずも無く、小学校の仕事へ戻る。昼休みに釣りできるなんて、考えてみたら最高の贅沢だネ。

仕事の帰り桟橋を覗いてみたが、流石に息子は止めて帰ったようだ。

帰宅して釣果を聞くと、もったいぶっているが、何となくニヤニヤ。こんな時は何かある。

「シマアジ釣ったよ」とクールに(明らかにかっこつけている)一言。

早速明るいうちに我家の白壁をバックに記念撮影。

来島以来楽しみにしていた釣りで、海況も悪く釣果が出ずやや焦り気味だった風太も溜飲を下げたようである。明日も釣りだと気合が入っている。

ドシャ降り

2007-02-26 20:02:24 | Weblog
月曜日、朝から雨の一日。今日はオガマルの入港日だが、小学校の仕事へ。日程をどう調整しても、月15日小学校へ出勤する為には、荷役の仕事1日は休まねばならなかった。

昨日から風が強く海は時化模様、今日のオガマルは遅れるのではと思っていたが、400名以上の乗船客を乗せて定刻11時半の入港予定と防災小笠原の島内放送は告げている。

昼休み当然の如く?雨は小降りに、前浜でランチ。何とか今日もランチタイムを外で迎えることができた。丁度オガマルが汽笛を鳴らして入港して来る所、10分ほど遅れたようだが、今日の海況ではしょうがないか。

早速船尾のクレーンがコンテナを次々に下ろしている。雨に濡れたコンテナの上は滑りやすく危険だ、このまま雨が上がってくれればいいのだが。そんな僕の願いも届かず、又雨が降り出してきた。ひどくならぬうちに早めに学校へ戻る。

午後から雨は止むどころか、雨脚は強まり強風も伴ってまるで嵐状態。これでは荷役の仕事中止になってしまったかも。

小学校の仕事も、外の仕事はまったくできず、校舎内での業務。気持ちが乗らない上に今日は寒い!小笠原もこのところ暖かい日が続いていた為、寒さが余計身にしみる。体感的にはこの冬一番の寒さ。

帰宅時も雨は止まず、北東の風は思いっきり向い風、カッパを着ていても我家に着く頃にはずぶ濡れ。息子の風太も今日はなす術もなく一日ゴロゴロしていたようだ。

土砂降りの小笠原、休養日と割り切るしかない。

写真は昨日妻に盗み撮りされた、マージャンゲームに夢中の僕。雨の日はこれしかないかも。

釣キチ苦戦

2007-02-25 16:27:20 | Weblog
昨夜は夜釣りに初挑戦。イカ釣りは夜何度か行った事が有るが、シマアジやメアジを狙った普通の釣り(と言うのだろうか)は初めて。

釣具屋さんで、浮きに付けるケミカルライトを購入して、息子と桟橋へ。土曜日の夜、しかもオガマル出航翌日と言う事で、数人の釣り人が既に釣り糸を垂れている。聞けば午前中からと言う兵も。昼間はもう一つの状態だったようで、シマアジは一枚上がっただけらしい。

浮きにライトを点けての釣りは初めてで、赤や黄緑のほのかな光が海面でいくつも揺れていて、綺麗だ。しかし残念なながら、強い北よりの風の中頑張ったが、我々の黄緑のライトが水中に入る事は無かった。

さて本日、昨日ジニーへのトレッキングの前から、日曜日は釣りと息子と約束していた。携帯で小笠原の天気予報をチェックしていた息子の願いが通じたのか、朝から晴天の一日。

釣りのメッカ青灯が工事中、好天の日曜と言う事で桟橋は釣り師で混雑が予想される。普段は寝起きの悪い息子も、今日は別人、7時前には桟橋へ。既に顔見知りが三人ほど釣り糸を垂れている、まだ外道のブダイが一枚上がっただけのようだ。

早速我々も開始。風太はオキアミの餌釣りで、一応シマアジ狙い。僕はサビキでムロ狙い。今回島に来てから、外道しか上げていない風太は「そろそろ食える魚釣らないとな」と気合十分。

しかし気合とは裏腹に、当たりはまったく無く、しかも北東の風が思いのほか強い。何人か覗きに来た常連の連中も、強い風と、全く釣れない状況を見て、竿を出さず帰ってしまう人も。

朝から来てる釣り人も、次第に強まる風と、釣れそうも無い雰囲気に、一人又一人と帰っていってしまった。お昼前にやって来たマーカスも、この風じゃ釣りにならないね、一言残して退散。

結局息子と最後まで粘ったが、あまりの風の強さにお開きにすることに。2人で外道のチギ、オジサン、ブダイの3枚だけ、勿論全てリリース。今日も意気込みとは裏腹に、空振りに終わってしまった。

明日は早くもオガマル入港、しばらく釣りも思うに任せない。でかいシマアジ上げると意気込んでいた釣キチ、苦戦である。

写真は、昨日のトレッキング。行きの中山峠での風太、この頃はまだまだ元気。

風太、ジニー初歩き

2007-02-24 17:59:40 | Weblog
今朝は朝から風が窓を揺らしていた。昨日から海は時化ている。昨夜は空手教室で絞られ、帰りはドシャ降りの雨に遭い散々だった。今日の天気は上向きらしい。海が時化ているけど天気は先ず先ずと言う日はやっぱりトレッキングしかないでしょう。テンションの低い息子を無理やり引っ張って、さあ今日もジニービーチ目指してレッツらゴー!

二週間前に森さん達と行ったばかりだけど息子はカヤックではジニーには行った事があるが、陸からは初めてだ。我家のルールではジニーへのトレッキングは家からの歩きから始まる。島の人はとりあえず小港海岸までは車で行くだろう。甘ーい!尻込みする息子に我家のルールは無情であった。最初の難関であるコペペ、小港越えに早くも泣きが入っていた。

そう言うと息子は何度も島に来ているが本格的な山歩きは初めてかもしれない。夜明け道路のトレッキングとかはあるけどね。途中、村のマラソン大会で二位になったパン職人さん一家にあった。小さい女の子も頑張って歩いていた。ジョンビーチまでいくそうだ。こんな子供ちゃんも頑張ってるんだ、息子よガンバ!

何とかジョンにたどり着きジニーへの最後の難関、崖下りだ。結構なスリルに息子は面白がっていた。今日はいつにも増してジニーは海が荒れていて水しぶきが飛んで来る。ここは決して気が抜けない。しかも毎回、上り下りのルートが違う。今日も無事到着。前回の森さんたちの時は二時間半を切ったが今日は二時間四十分くらい。まあ、いいペースである。

苦しみの後には必ずご褒美がある。今日も真っ白な素敵なジニービーチが我々を迎え入れてくれた。息子も感動していた。誰も居ない、一時の我家のプライベートビーチだ。ランチをしてのんびりする。至福の時だ。

帰る頃、支庁の人が一人やって来た。挨拶をしてビーチを明け渡す。今度はその人のプライベートビーチになる。なんかいいねえ。

帰り道、息子は股ズレになりマタマタ泣きが入る。足を滑らせて転びそうになりサングラスも壊れた。それでもなんとか歩き切った。また行こうね、と言ったら拒否された。でもまた誘うけどね。

今夜は夜釣りをするそうだ。疲れてる筈なのにそれは別らしい。息子よ、小笠原はいい所だろ?