小笠原日記

夫婦で小笠原に移住予定です。どんな生活が待ち受けているか?とりあえず小笠原の生活を綴って見ようと思います。

島遊び

2006-02-27 16:43:49 | Weblog
風は朝には収まっていた。昨夜、食事の後でひとりで散歩に出た。青灯台を覗くとバート・ランカスターとパイプのオジサンが暗闇にヘッドライトをつけメアジ釣りをしていた。浮きもライト付きだ。掛かるとその浮きが暗い海にググーッと引き込まれる。面白そうだ。メアジはムロアジよりお腹周りがやや太い。本当に彼らは釣り好きである。年中ここで釣り糸を垂れる。それでも全然飽きないのだ。少し釣りをかじった僕なんかの想像を遥かに超えた凄いものがこの海の中にはあるのだ。彼らにはそれが判るのだ。

今日は雲が多いながらも晴れ間も覗く。お気に入りのコペペ海岸へ行く。妻は今日は潜らないが僕はシュノーケリングと泳ぎ釣りの道具を背負って行く。ビーチには既にエイチャン達がカヤックツァーの準備をしていた。今日の海は凪いでいるのでカヤックには最適だ。カズチャンも相変わらずの癒しパワー全開でお客さんにカヤックのレクチャーをしていた。カズチャンはエイチャンの最高のパートナーである。二人のツァーは本当に楽しい。今日も元気に出艇して行った。

ビーチで遊ぶ若いお父さんと赤ちゃんがいた。ふたりで本当に楽しそうに海遊びしていた。見ているこちらまで幸せな気分になれた。特別なものがある訳ではない。ただ、青い海がふたりをユッタリと受け入れる。自然に生きることはこんなに簡単な事なのに、なんで人間はわざわざ不自然に生きてしまうのだろう。この素敵な親子を見てそう思う。

今日のコペペはツーリストが多かった。若い女の子達が水着でシュノーケリングしていた。まだ2月だと言うのに、若さには敵わない。こっちはしっかり着込んで潜る。ダイビング船もコペペと小港の間に入ってきて、お昼休みを取っていた。
中山峠に目をやるとハイカーが上から見下ろしている。扇浦の方向からカヤックも入ってきた。沖ではお客さんを乗せた船が行きかう。みんなそれぞれに島で遊ぶ。

コペペの海は今日は魚が沢山いた。午後泳ぎ釣りでアズキハタを4匹釣り上げる。
もうすっかり泳ぎ釣りのコツを掴んだ。料理する妻の希望としてはもっと大物を釣り上げて欲しいみたいだが、そこまではまだ無理だ。今日もウツボが針を食いそうになって、ひとり海の上で焦っていた。島遊びと言うより、島に遊ばれてばかりだ。

今夜はエイチャンの40歳のバースディパーティー。賑やかな声が瀬掘アパートに響き渡ることだろう。