小笠原日記

夫婦で小笠原に移住予定です。どんな生活が待ち受けているか?とりあえず小笠原の生活を綴って見ようと思います。

強風とスコール

2006-02-26 19:50:28 | Weblog
昨夜はガタガタと風が窓を揺らした。何度も目が覚めた。その風は朝になっても収まる様子はない。オガ丸は定刻通りに到着するだろうか。
風が強いので今日の予定が立てにくい。決めかねていると妻は家の中でストレッチを始めた。まあ今日は近場で過ごす事になるだろう。
結局、青灯台で釣りをする。妻はパン屋さんに出掛けたので先に釣り場に行く。今日は日曜なのでウィークデイとは違うメンバーだった。いつもの端っこのポイントへ行く。ユースのイトウ君も釣りをしていた。ナルオ君も顔を覗かせた。今日も島の若者は元気ハツラツである。

釣りだして早々、1匹掛かる。そのすぐ後、妻が到着した時に今までで一番デカイムロを釣り上げた。35センチはある。ちょっと、感動。
強風の中での釣りも手馴れてきた。今日は沢山釣れるのかなと取り越し苦労していたら、そのあとはプッツリ掛からなくなった。でも懲りずに糸を垂れる。最近はこの一見、空虚に思えるこの時間がたまらなく愛おしい。波と戯れる。

ところでオガ丸は予定の到着時間を過ぎてもまだ姿を現さない。今日は遅れているようだ。という事は揺れたのだろうか。26時間の長い航海、ただでさえ大変だ。
結局、一時間遅れで無事到着した。二見港に入って来たときデッキの人達に手を振った。本当にお疲れ様である。そうして島はまた賑やかになった。

午後、妻は仕事の面接に行く。カズチャンが仕事を紹介してくれたのだ。戻ってくると4月から働く事になったらしい。とりあえず良かった。髪結いの亭主にならぬ様、僕も頑張ろう。気持ちだけは前向きである。島の女神は微笑んでくれるだろうか?せっせと履歴書の作成に励む日々である。

夕方、妻と恒例の入港日のお買い物バトルに行く。明日はエイチャンのバースデーを家で開くのでお買い物にも気合が入る妻である。僕はボーっと外で待つ。今日も知り合いの人に会いまくる。挨拶されてもすぐに誰だか思い出せない人もいて、とりあえず笑顔で挨拶を返してゆっくり後で考えてみる。あー、年は取りたくないのだ。面倒くさいったらありゃしない。そんな事を考えていると急に雨が降ってきた。まったく島の天気は変りやすい。家路を急ぐ。

今日、前浜で三週間前くらいに貨物船の共勝丸で島に来てランドナーで島めぐりしていた男性に久し振りに会う。建設現場の仕事を見つけ、寮に入って島で暮らすそうだ。また島にハマッタ奴がいる。