小笠原日記

夫婦で小笠原に移住予定です。どんな生活が待ち受けているか?とりあえず小笠原の生活を綴って見ようと思います。

ジョン&ジニー

2006-02-25 18:54:25 | Weblog
今朝、用を足しに町に出ると自衛隊の船が沖に停泊していてその乗組員達で町が賑わっていた。父タクのレンタルのビアンキのマウンテンバイクや原チャリでみんな意気揚々と出掛けて行った。長い航路の一時の休日を楽しんでいるようだ。

僕達は今日は久し振りに山歩きしようと言う事になった。行き先はジョンビーチとジニービーチを目指す。途中の小港海岸へは村営バスに乗る。バスを待っているとマッチョのジロー君がワゴンにお客さんをいっぱい乗せて、私達に手を振っていた。今日は自衛隊の人達とカヤックツアーみたいだ。屈強な人揃いで今日はいいね。

小港からまず中山峠へ向かう。秘境トレッキング以来の山歩きに最初足が慣れるまで時間が掛かった。しばらく登るとようやくエンジンがかかって15分くらいで中山峠に到着。ここから見渡す海は素晴らしい。青い海だが場所によって微妙に色が異なる。僕の貧しいボキャブラリーでは説明し難いが海は色んな青を湛えている。
ここでずーっと海を見ていたいところだが先へ進む。

ブタ海岸に到着する。ここは見た感じ地味な海岸ではあるが、サンゴ礁や海中生物が豊富なのだそうだ。いずれここでもシュノーケリングに挑戦しよう。
そこからまた山を登り小一時間、ジョンビーチに到着する。ピーグル犬を連れたオジサンやその他に二組のハイカーがいた。今日は土曜だから人出がある。
ジョンに降りてすぐジニーを目指す。ジニーへは僕は以前島に観光で来た時に一度陸路から行ったがビーチに下りるのが大変な場所だ。妻はカヤックでは2度行っているが、陸路は初めてだ。

上からジニーを見下ろして最初は躊躇していた妻も秘境トレッキングで少し自信をつけたのか何とか砂と崖の絶壁を下りた。このジニービーチは島で一番美しいビーチだ。美しいモノにはリスクが伴う。妻はここが大好きだ。息子とここにカヤックで来た時に自分が死んだら灰にしてここに撒いて、なんて言っていた。
そんな大好きなビーチに来たのに、急に雲行きが怪しくなり雨も少し降り出した。
また来る事を約束し、とりあえず今日は撤退する。島の天気には翻弄されてばかりだ。

ジニーの上に上がるとサーファーのチャッピーの船とパパヤの船が通りかかって手を振り合った。そう、島に来てから手を振ることが増えた。誰にでも海から山から手を振る。そうすると知らない人とでも繋がり合える。最高のコミュニケーション。
ジョンに戻るとビーチにはディンギーで出艇しようとする人がいた。ビーチから行ってらっしゃい、とここでも手を振る。大海原に気持ち良さそうに出て行った。

帰り道、隠れていた青空が再び顔を出す。また島に遊ばれた。まだまだ修行が足りないのだ。汗を掻きながら小港へ戻る。すると妻がバスだとゆっくり景色が見えないから歩いて帰ろうと言った。結局、コペペ経由でのんびり歩いて帰る。
コペペではジロー君がツァーを終えたとこだった。今日は南島へ行ったそうだ。僕達もまだ言ったことの無い南島、いいなー!今日は屈強な自衛隊の人達だから楽勝でしょう。南島を見ずして死ぬなと言うくらい素晴らしい南島、いつか絶対行こう。

村営バスは土曜、日曜は料金が半額になるらしい。知らないでいつも通り入れたら、返してくれた。ビンボー人には助かるサービスだ。