小笠原日記

夫婦で小笠原に移住予定です。どんな生活が待ち受けているか?とりあえず小笠原の生活を綴って見ようと思います。

のんびりしまくり

2006-02-17 17:40:02 | Weblog
ここ数日、好天が続いている。きょうも朝から良い感じなので、妻とコペペで潜ろうという事になりウエットを借りに行く。家を出るなり雲って風が出てきた。途中の海洋センターの天気図では低気圧が発達すると出ていた。家に引き返し、出来るだけ良いコンディションで潜りたいので僕の独断で中止する。

やる事を見失った僕達はとりあえず亜熱帯農業センターに行く。以前、釣り場で知り合ったサーファーのナルオ君が農業センターで定期的にバイト募集がある事を教えてくれた。妻がその登録をするので出掛けた。そこを出ようとした時に偶然ナルオ君が向こうからやって来た。美味しそうにキンカンなんか頬張ってニコニコしていた。島に来て思ったのだが、ここでは例え仕事であっても忙しそうにしている人を未だ見た事が無い。何かみんな島のリズムでユッタリ働いている。ナルオ君もそうだ。いいね。

ナルオ君と別れて、コペペ海岸へ行く。朝の一瞬の気の迷いの様な天気は嘘の様に、海は凪いでいた。どこまでも青い。やられたー。一寸、バツが悪い。まだまだ島に遊ばれている。しょうがないので、今日はコペペでのんびりしまくる。
それにしても暑い。ほとんど太陽が雲に隠れる事も無く、僕達に照りつける。
太陽の下、ボーっとしたり本を読んだりiPodを聞いたり貝拾いをしたり、果てしなくのんびりする。バカになるくらいの開放感。こんな日常の過ごし方ってどうなのよ。海に問うてみても、ただ青い。まあ、いいっか。いつも、そこに行き着く。

コペペからの帰り道、境浦の沖に青い海に似つかわしく無い者発見。「男達の大和」に出て来そうな、航空母艦らしき巨大な船だ。そこに居なければならない必要性はあるのだろうけど、長閑な島には異質な感じだ。素晴らしい自然の中にある戦跡と何かオーバーラップした。

家に戻り、公共料金の自動引き落としの手続きに町へ行く。さっきの航空母艦の乗組員らしき人達で町が少し賑わっていた。
青灯台を覗いて帰る。バート・ランカスターが居た。今日は入れ食いだそうだ。
取り留めの無い話をしてそこを後にする。バート・ランカスターは暑いからかビールを飲みながら釣りしていた。これが彼らの日常だ。

先のことは誰にも判らない。しばらくはこの大いなる自然に身を委ねるとしよう。