小笠原日記

夫婦で小笠原に移住予定です。どんな生活が待ち受けているか?とりあえず小笠原の生活を綴って見ようと思います。

生活の糧

2006-02-23 18:24:23 | Weblog
今日はローカルベーカリーにパンを予約してあるので2時までに取りに行かなくてはならない。遠出は無理なので、本日は生活の糧を得る為に釣りに行く。その前に前浜でストレッチをする。前浜は今日も素晴らしい青空の中で光り輝いている。
出港中の静けさに聞こえるのは波の音だけ。体の中に自然のパワーを取り込もう。

青灯台はいつものメンバーがいつものポイントで釣りを楽しんでいた。私達はビギナーなので他の釣り人に迷惑を掛けないように端の方へ行く。みなさんベテランなので、糸を投げるのも気を使う。小さくなりながら、それでもやる気満々で始めた。今日も妻がメインで糸を垂れる。周りはそこそこ掛かっているのに私たちは海に餌ばかり寄付していた。見てられないのかバート・ランカスターがやって来た。「隣は掛かってるのに、どうしたの?」腕の差であるのは歴然としている。竿の様子を見る為バートがうちの道具で釣りだした。するとあっという間にムロを釣り上げた。矢張り腕の差が原因という事を証明してくれた。

妻は昨日からヨツバリに気に入られている。今日も2,3匹釣り上げた。その度に僕がビビりながら外す。まあ、こんな魚でも掛からないよりはマシか。ムロには妻は完全に見放されていたが其の外に珍しい30センチのブダイを釣り上げた。バートが不味い魚と言うので海に返したら、隣のオジサンが味噌漬けにすると美味しいと教えてくれた。あー、逃がさなかったら良かった。勿体ない。生活の糧なのに、選んでちゃ駄目だ。反省!
僕はムロとの相性はいいのか、2匹釣った。そしてこれまた珍しいユウゼンが掛かった。隣のオジサンの話ではとても貴重な魚だそうだ。しばし眺めて海に丁重に返す。

今日の釣果はムロ3匹、ふたり分の夕食には充分である。自然の恵みに感謝。
今日は珍しい魚も見れたし、釣りも少しずつ慣れてきた。釣りをしていると時間が経つのが早い。近くで気軽に出来るのが何より素晴らしい。また来よう。

夕方、久し振りにロングラン。此処の所、少し運動不足なので走り込む。走る事が何より大好きな妻が走らなくなって久しい。以前は毎日20キロ、走っていた。年間七千キロ走った年もあった。しかし転倒して膝を怪我して以来走れなくなった。
もう諦めてるようだが、それでも僕が走りに行く時は複雑だろう。まあ、この島は他にいろいろ遊べるので救われたようだ。いつか足の調子も良くなって、一緒に島を走れることを願う。

釣りは日に焼ける。二人とも真っ黒だ。肌の色だけはベテラン釣り師に引けをとらない。