小笠原日記

夫婦で小笠原に移住予定です。どんな生活が待ち受けているか?とりあえず小笠原の生活を綴って見ようと思います。

大漁だー!

2006-02-19 20:46:53 | Weblog
毎日お気楽に暮らしていると、曜日の感覚が無くなる。そうか、今日は日曜日だ。そして、またオガ丸の入港日で町が賑やかになる。お気に入りのパン屋さんでは入港日にしか焼かない胡桃とレーズンのフランスパンがある。10時半に焼きあがるのでそれに合わせて予定を考える。売り切れるのも早いので、朝はパン屋さんの近くの宮之浜へ行く。この島では何かを手に入れるのも大変だ。きのうの疲れを解す為、念入りにストレッチをする。海を見ながら、波の音をBGMに気持ちいい。そのあと、いつもの如くボーッとして10時半過ぎにパン屋さんへ。胡桃とレーズンのフランスパンをゲットする。

昼頃から南東の風が強まってきた。此処の所、穏やかだった島に今日は風が吹き抜ける。午後からは又、釣りをしようという事になった。風はあるが寒くはない。青灯台へ向かう。入り口の所でサーファーのナルオ君に会う。相変わらずの笑顔だ。友達とスケボーで遊んでいた。釣り場は風が強いせいかいつもの日曜日とは違い、人は少ない。人が多いと、糸が絡まったりする事もあるので今日はその心配が無い。さあ、やるぞー。

風で釣り糸が投げづらい。手前に押し戻されるようで飛んでくれない。後ろで妻も呆れ顔だ。それに、ぜんぜん釣れないし諦めモードに入ってきた。妻とチェンジする。妻は不慣れな手付きながら、果敢にも海に向かっていく。すると何と続けて2匹釣り上げる。魚はいるらしい。それから妻は後ろ髪を引かれつつも、恒例の入港日のお買い物バトルに出掛けた。妻が呼び寄せたツキはこの後も続き、もう入れ食い状態となった。妻が戻った時には9匹ムロアジが釣れていた。

釣りは楽しい。釣り糸を垂れて、波に身を委ねる感じが心地良い。妻は今日で完全にハマッタ。もっと腕を磨いて、青灯台の伝説のオバサンになるそうだ。人生は大いなる勘違いによって成り立つ。ここにも幸せな勘違い人間が居た。まあ、いっか。大漁の中、今日の釣りはお開きとなる。

夕方、アパートのキッチンでムロアジと格闘する妻の姿があった。妻の釣りはまだ終わってはいなかった。「釣って食べるだけの人はいいわねー。」と嫌味が飛ぶ。今度、バート・ランカスターに魚の捌き方を教わろう。