MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

「満開の寒桜と目白と鵯」と「CP+2017」

2017年02月22日 | 写真


快晴に恵まれた朝だったが、
10時頃に寒桜を撮っているうちに、雲が急速に天を覆ってしまった。
上空は雲の流れが早く、
天気予報も午後からは曇りと言うこともあり、
その後の公園散歩を中止し帰宅した。

昨年も取材した寒桜は満開を迎え、
数十羽の目白とヒヨドリが吸密にやってきていた。

私以外に人は居なかったものの、
撮影のために近づくと、ヒヨドリは直ぐに場所を移動し、
目白は花陰に移動して吸蜜を続けていた。

「満開の寒桜」
下の写真には2匹の目白が写り込んでいます。


逆さ向きで蜜を吸ったり、


背伸びをして蜜を吸ったりしているが、
どれほどの蜜を吸うことが出来るのだろうか?


この時期はヒヨドリも餌不足のようで、蜜吸いに余念がない。
目白と違うのは、花争い(餌争い)が多く啼き騒いていることが多い。
「カメラに警戒の目を向けるヒヨドリ」


体は目白の倍以上あるが、吸蜜の仕草は繊細である。


明日は「春三番」との予報で荒れそうだし、
木、金は曇り空の予報になっている。

明日からは「パシフィコ横浜」で
CP+2017(シーピープラス・旧、日本カメラショー)が始まる。
カメラや写真用品などのサプライ品の展示やデモンストレーションがあり、
写真展なども行われる。

フイルム時代にも見学に行っていたがデジタル時代に入ってからは、
日進月歩ならぬ時進日歩のごとき勢いで進化しており、
カメラメカ程度の知識では追いつけない展示会となってしまった。

今年は4Kカメラの周辺機器などに焦点を絞って、
見学しようとおもっているのだが、
見学後は横浜港を中心に写真を撮り歩きたいので
天候は快晴であって欲しい・・・・。
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春は駆け足・・・「自然界の驚異の5日間」

2017年02月21日 | 大町公園(市川市動植物園)にて


強風や低気圧の通過などにより、5日ぶりの大町公園逍遥となった。

今日も朝方は余り風も無く穏やかだったが、
公園に付く頃には北風が強くなり、14時ごろには急激に気温も低下し、
風は15時過ぎまで吹き荒れていた。

16日以来5日ぶりの公園だったが、
この5日間の自然界の変貌振りには驚かされた。

「今日の山赤蛙の卵塊」
5日間で数倍に増えていた。


下の写真が2月16日撮影の同じ場所の卵塊。



「接骨木(ニワトコ)の芽」
葉が開き始めており、5日間の成長がすばらしい。


下の写真が2月16日に撮影の同じニワトコの芽



さらに、雪柳も同じで花茎が数倍に伸びていた。


下の写真が2月16日に撮影の雪柳の同じ蕾み。


日常の生活では2月に入ってからあっという間の20日間だったが、
自然界では僅か5日間で驚異的な変化があったのである。

巻頭の写真は、待望の越冬蝶(ムラサキシジミ)で、越冬地から出て来て日を浴びていた。
今日はこの1頭だけしか確認できなかったが、
明日は風も穏やかになり、気温も僅かながら上昇するようなので、
複数の越冬蝶を見ることが出来るかもしれない。
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春2番の強風で、砂塵嵐と猛煙が吹き寄せてきた

2017年02月20日 | あらかると


早朝の空は、上空の雲の流れが西から東へと早めだったが、
朝焼けの美しい夜明けだった。


しかし、10時過ぎには南風が強くなり、
乾燥した畑から舞い上がった砂塵が、私の住む団地に押しかけてきた(巻頭の写真)
朝焼けの静けさに外出も考えたが、
やはり天気予報と天気図から「爆弾低気圧」と予想し蟄居を決め込んだ。

のんびりと過去写真や過去文集を整理して居ると、
15時少し前、サイレンと鐘を鳴らした消防車が数台、前の道路を通過し、
まもなくしてサイレンが止まった。

火災現場が近そうである。
強い南風のなかで、大火にならなければとベランダに立つと、
100m程先にある高層集合住宅の向こう側から煙が上がっていた。
「14時48分撮影」


住宅火災だろうか?
住宅密集地と強風の南風・・・・火元は見えないがやばい!!
煙の勢いは強風の為が高層住宅の数倍の高さまで舞い上がった。


強風吹き付けるベランダで撮影して居ると、
その煙が私の住む団地に向かってきて、撮影どころではなくなってしまった。


部屋に入りガラス窓越しに撮影していたが、
なかなか煙の勢いが収まらない。
それどころか、化学薬品の燃えたようなにおいがしてきたので、
とりあえず、マスクをして裏の部屋に退避することにした。


約2時間後の17時頃には黒煙はおさまっていたが、
くすぶっているような薄い煙が立ち上っていた。
「17時撮影」


そのまま裏の部屋でPC作業して居ると、
窓打つ雨の音がした。強めの雨が降っていた。
降雨のためか、やっと嫌な匂いが部屋から消えていった。

今日の強風は「春二番」となった。

風も無く穏やかだったら、現場を見に行ったことだろうが、
どんな現場で何が燃えたのかは、いまだに不明である。

追記

そして先ほどの21時30分、都心上空は晴れており、
雨に洗われた綺麗な空気の中、東京スカイツリーが美しく輝いていた。
「21時31分撮影」
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春の兆し(曙馬酔木・接骨木・雪柳など)

2017年02月19日 | あらかると


朝から快晴の日曜日だったが、枝を揺らす風が強く、
ネット三昧、読書三昧の一日になってしまった。

巻頭の写真は16日に撮影した「曙馬酔木(アケボノアセビ)」で、
開花が始まっていた(平開せず、先端だけが数ミリ開く)。

下の写真は同じ16日撮影の、蕾が膨らんできた「雪柳」で、
昨年の開花が3月15日だったので、
後1ヵ月後には白く可憐な花を咲かせることだろう。


「接骨木(ニワトコ)の新芽」
冬芽が膨らんできて、先端から幼葉が出てきた。
1ヵ月後には花芽が膨らみ、やがて花を咲かせるが、
開花の時期は辛夷の開花と同じころになる。


燈台草(トウダイグサ)と並星扁虻(ナミホシヒラタアブ)」
花房の形が蝋燭を立てる燭台に似ていることからこの名前があるが、
不思議な形をしているので、写真的には面白い。
傷をつけると有毒の乳白色の液体が出てくるので要注意。

写真右上に雄しべの黄色い花粉が見えるが、
虻はこの花粉を集めているようである。


下の写真は2月1日に撮影した「曙馬酔木」で、
巻頭の写真に成長するまでに約半月を要している。

遅々とした成長だが、確実に春はやってきている。


明日は当地に「強風注意報」が出ている。
台風並の風が予報されているが、どうなる事やら・・・・。
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「宮 柊二 集 全11巻」を読破しようかと・・・

2017年02月18日 | あらかると


昭和の歌人である「宮柊二」先生の全集ともいうべき、
「宮柊二集 全11巻」を手に入れることが出来た。

先生については余り知らなかったのだが、
高校時代に投稿していた短歌の部の選者が先生で、
誌上ではあるが、丁寧に指導してくださったのである。

3年の間に特選や入選・佳作などに選定して頂き、
その都度選者評があり、大いに創作の参考とすることが出来た。

大学を卒業する頃までは良く和歌や俳句を創作していたが、
その後は会社勤務のため、年に50首程度しか創作しておらず、
投稿等も高卒以後は殆ど行っていなかった。

が・・・・今年に入ってから、
俳句雑誌に名を残している友人から、句作や短歌を勧められ、
その一環として「宮柊二」から読んで見ようと・・・

しかし、本屋を探したものの(1件だけだったが)その著書は見当たらず、
ネットで探したところ、とあるオークションで11巻揃いが4000円で売られていた。
早速入札したところ、ほかに買い手が出てこず落札することが出来た。

丁寧な梱包で届いたのが巻頭の写真で、
まるで新本のようで読まれた形跡が無く、
新本のデットストックだったのかもしれない。

さらに、発行時の定価を知って驚いた。
薄い本が1冊3400円、厚い本がそれぞれ6800円と7200円と高価だったのである(下の写真参照)。
第1回配本の第一巻の発売日は、1989年11月7日の初版だった。

ちなみに本のサイズは単行本サイズで、薄い本は持ち歩きも出来る。


先生は「皇居の歌会始」の召人としても活躍され、
生まれ故郷の新潟県魚沼市には「宮柊二記念館」がある。

現在第一巻を読破中で、
文語体はともかく、古い言葉が多く難解な歌も多いので、
初見の言葉はネット検索しつつ読みすすめている。
もちろん、平易で分かりやすい歌もあるのだが、
その背景までは知ることが出来ず、作者の意図通りの解釈は出来ていない。


宮柊二集第1巻「群鶏」昭和11年「町」より

たそがるる町を忙しく言葉無き影のやうにぞ群集は過ぐ

うらぶれて佇ちゐる我にひびきつつひたひたとひもじ川波の音


全てを理解することは不可能と思われるが、
奇しくも、先生の生まれた年が大正元年で、私の母と同じだったので、
「全11巻を読破する」ことが今年の目標となった・・・・・。
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