MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

春の目覚め(山赤蛙の卵塊、種浸花の開花など)

2017年02月03日 | 大町公園(市川市動植物園)にて


大町公園は「長田谷津」から成り立っており、
谷津特有の湧水地があちこちに見られ、
湧水は小川となって公園内を貫いている。

地下水なので真冬でも水温が高く、12月には冬萌が見られ、
クレソン(オランダガラシ)や芹があちこちで食べごろの大きさになっている。
谷津を囲んで梨園が広がっており(大町の梨はブランドとなっている)、
梨園から浸透してきた肥料などのため、栄養も豊富で、
植物の種類に寄っては他の場所では見られないほどに成長している。

園内の散策で今日発見したのは「山赤蛙の卵塊(巻頭と下の写真)」。
昨日今日と気温が低かったため、2~3日前に産卵したものと思われる。

彼らは産卵後、再び冬眠地に戻り冬眠すると言う。


「種浸花(タネツケバナ)」が、遊歩道の下で咲き始めていた。
この花が咲く頃に、稲の種を消毒液につけ発芽させる作業を行うことから、
種浸花と名付けられたというので、花期にはまだ早いが、
やはり春の花を見るとほっとできる。


今日は寒かったためかカメラマンの姿は少なく、
電線池のカワセミ(♀)が、のんびりと採餌していた。


12時過ぎには採餌を終了したようで、
何度が水に飛び込んでは羽づくろいをしていた。
その瞬間を狙ったが、そのスピードにシャッタースピードが追いつかなかった。
飛び込んだ直後の波紋は止まっているのに・・・・。

やはり、撮り馴れていない被写体は失敗することが多い。
下の写真上部やや左の瑠璃色がカワセミ。


これからの公園散歩やフィールドへのポタリングは、
春の兆しを探しつつのものとなることだろう。
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