大町公園の自然観察園路を散歩中の正午頃、
ベンチで休んで居ると、ほぼ真上の樹上に、
鷹の仲間の野鳥らしき固体を発見(巻頭の写真)。
その場では、公園に上空に現れることのあるノスリのようだったが、
飛び立ったときの羽の下には模様がなく、
1枚しか撮れなかった写真を分析したところ、
「オオタカの幼鳥」のようである。
この数年何度も大町公園には足を運んでいるが、
樹上に止まっている姿は私にとっての初見だった。
下の写真は、2年前に私の住む団地の庭で、
やはりオオタカの幼鳥が土鳩を採餌中のもので、
8階のベランダから撮ったもの。
この頃は、近くの鉄塔にオオタカが止まっているのを幾度かみているが、
恐らく獲物を探していたものと思われる。
ほかに、数羽で採餌中の「花鶏(アトリ)」が、
公園北口入り口付近で良く見られた。
また、羽の色が鮮やかになってきた「鶫(ツグミ)」が、
湿地で採餌中だった。
野鳥などの色の変化は繁殖期に見られ、
一般的には婚姻色とよばれるものだが、
ツグミの繁殖地はシベリアなどで、日本では繁殖しない。
やがて、アトリもツグミも大陸へ北帰行し、
再び見ることが出来るのは10月以降となる。