MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

谷津干潟・谷津バラ園逍遥の記(2)

2014年05月21日 | あらかると

谷津干潟のある最寄のJRの駅は、京葉線の南船橋駅で、
周辺には「ららぽーと」「IKEYA」「船橋競馬場」「船橋オートレース場」などがある。

で・・・・
昨日気づいたのが、私の住む最寄駅の武蔵野線「新八柱」からは、
5つ目の駅に「谷津干潟」があったのである。
しかも「海浜幕張行」など、乗る電車によっては直通で行ける事も知った。

南船橋駅で降りるのは生まれて初めてであったが、
友人は、住宅を購入した頃に家具をそろえるため、
「IKEYA」に来たことがあり、しかも「谷津干潟」も見たという。
ということで、
谷津干潟までの案内は友人に任せることにした。


駅を出て高速道路「東関東自動車道(湾岸市川ー潮来)」沿いに東に向かい、
案内板にしたがって「赤色系の歩道橋」を渡った。
その歩道橋からの湾岸道路。


その歩道橋を渡り、次の青い歩道橋を渡った所が下の写真で、
歩道橋の端には谷津干潟を見渡せる「見晴台的なスペース」が設けられていた。
が・・・・
赤い歩道橋を渡らずその先の青い歩道橋を渡れば、
上り下りが1回で済んだのである。
で・・・
前回友人が来たのはこの見晴台(のようなもの)までのようで、
これから先は未知の世界に足を運び込むこととなった。


谷津干潟沿いに整備された遊歩道を歩いて、
一つ目の目的である「谷津干潟自然観察センター」に向かった。
その施設の緑地(谷津干潟公園)がある手前からの谷津干潟。


谷津干潟自然観察センターは入館料が必要で、
ロビーにも喫茶室にも土産品売り場にも行くことはできなかった。
季節的に野鳥が少ないことは判っていたので入館せずに、
自販機の珈琲缶で珈琲タイム。

更に干潟の遊歩道を進み撮影三昧。
干潟南の東端には川があり、そこに着いた11時ごろには、
すでに引潮(当日の干潮は16時過ぎ)が始まっていた。
流れる海水は意外なほど澄んでおり、
巻頭の写真の左側の堤防の水際には「牡蠣」が付着していた。

潮は意外なほどの速さで引いており、
底に散らばった牡蠣殻の白さが目立ってきていた。

日常の世界では見られない自然の面白さ、
更には満ち潮と引き潮と月との科学的な面白さ、
満ち潮時に生まれ、引き潮時に去っていく人の世界の不可解さ、
流れの海潮音を聞きながら、さまざまなものが脳裏をよぎったが、
そんな思いの中で切ったシャッターもある。


途中で昼飯時になったが、
今回は駅周辺にコンビニなどが無かったために、
昼食を用意していなかった。
遊歩道から見える範囲で売店などを探していたが見つからなかった。
数年前来た事のある「谷津バラ園」周辺にもコンビニなどは無かったと言う記憶があり、
困ったことになった・・・・・と

こんな時は、地元の人の情報が頼りとなるわけで、
散歩中の「人の良さそうなおじさん」に声をかけ、
「千葉県立津田沼高校脇の道路の先にセブンイレブンがある」との情報を得た。

谷津干潟自然観察センターの反対側付近で昼食。
ミックスサンドと菓子パンを食べた。
逍遥中はなるべくゴミを持ち歩きたくないので、
栄養的には優れた弁当よりも、包装の簡単なパン類が多くなる。

下の写真は、もしかすると、喫茶室(丼物もある)に入ってコーヒータイムを取り、
やや早めの昼食も取ったかもしれない「谷津干潟自然観察センター」だが、
入館料が必要とあって、珈琲を楽しむ場合は入館料370円プラス珈琲代300円以上というわけで、
野鳥は「居れば撮る」程度の興味しかない者にとっては、
支出的には一杯700円という珈琲は高すぎる。
民間経営ならありえないことです。


下の写真の黄色の線が今回逍遥したコースで、
右下の「7i」がセブンイレブンの場所で、
付近では京成谷津駅前か、南船橋駅まで行かないと無いようです。
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谷津干潟・谷津バラ園逍遥の記

2014年05月20日 | あらかると

いつもの写友と約し、
習志野市にある谷津干潟、谷津バラ園を撮り歩いた。

春薔薇はこの数年「京成バラ園」に行くことが多かったが、
たまには違う場所に行ってみようということで、
意外と交通の便の良かった谷津周遊と相成った。

260枚近くの写真を撮ったので整理が間に合わず、
一日の逍遥のあらましを投稿します。

谷津干潟は、国指定の鳥獣保護区(特別保護地区)であり、
ラムサール条約登録の湿地である。

干潟に着いたときは丁度満潮時で、
どこにもいるような「カワウ」の姿が見られた。


谷津干潟は前から知っている地名であったが、
その詳細については興味の範囲外だったため、
詳細については下の看板で初めて知ることとなった。


バラ園を出て帰り道を逍遥していた頃には「干潮」となっていて、
海草のアオサで覆われた緑の干潟を遠望することができた。


また、
谷津バラ園は700種類7000本の薔薇が「満開状態」で、
すべて見ることは出来なかったと思われる。


数年前にも入園したことがあったが、
数年前よりも華やかな園内となっているような気がして、
たまたま会話のチャンスに恵まれた従業員女子に聞いてみると・・・・
「京成薔薇園芸」が手入れするようになってからかもしれないと。


大町公園の薔薇も「京成薔薇園芸」が委託を受けて手入れするようになってから、
見ごたえのあるバラ園に生まれ変わったが、
やはり新種を数多く生み出している世界的な技術は、
他社の及ばないものなのかもしれない。
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薔薇と黄菖蒲と熊蜂と

2014年05月19日 | 大町公園(市川市動植物園)にて

京成バラ園や谷津バラ園など各地のバラ園から、
バラが見頃になったとのニュースが入ってきている。

大町公園のバラ園も、遅咲きの薔薇を除きほぼ満開となった。


下の写真が5月12日の状態なので、
わずか1週間で見違えるようなバラ園に変貌している(巻頭の写真)。


大町公園の薔薇については何度か紹介しているので、
今が満開の公園内の花などを・・・・

黄菖蒲が満開となっている。


昨年よりも個体が増えているようで、
鑑賞植物園ではあちこちに咲いている。


エゴノキの花も満開で、
毎年のことではあるが花の数の多さには驚かされる。


そんな満開の中をせわしなくクマバチが花から花へ・・・
花霞(薔薇)にもいたが、蝶のようにじっとしていないので連写で対応するしかなかった。
最近クマバチが多くなったような気もするが、
農家では受粉用にクマバチが飼われているらしいので、
そんなことも関係しているのかもしれない。


で・・・小動物といえば、
自然観察路の遊歩道では「カナヘビ」に出会うことが多くなった。
しかも、人に慣れているせいか、なかなか逃げない。

端にいることが多いので踏まれることは少ないようだが、
急に草叢の中に飛び込んで逃げるものもおり、
その音に驚かされることもある。

カナヘビは愛玩動物として飼育されるなど人との係わりも多く、
カナヘビの語源は「愛蛇(可愛い蛇)」と言う説もある。

下は約2m離れて望遠レンズで撮ったものだが、
その目は明らかにこちらを見ているが、決して怖い存在には見えないし、
逃げること無くこちらの様子を見ている姿は、「愛蛇」そのものである。

ちなみに「カナヘビ」は2002年10月に「ニホンカナヘビ」と言う標準和名に変更されている。
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地と空が一体化する大津川周辺の早苗田

2014年05月18日 | あらかると

久し振りに大津川周辺までポタリング。
この前訪問した時は両岸が菜の花に覆われていた大津川だったが、
すでに菜の花の季節は終わり、沢山の菜種をつけていた。

岸も土手周辺も新緑と言うよりは濃緑に包まれていて、
咲いている花といえば、ハルジオンやヒメジョオン、ユウゲショウが中心だった。
イネ科の雑草も咲いていたが、写真に撮るほどの面白さは無かった。

が・・・・・
この時期は周辺が田植えの時期であり、
田圃には漲るほどの水が張られていて、
その水面は空を映し込み、
まるで地と空が一体化したような風景が出現するのである。


時期的にはやや早すぎたのか、早苗田(苗がうえられて間もない田圃)となっているのは、
3~4割程度と少なかったが、
積雲の発生があり、アングルを工夫することによって写真にはなった。


田植えの時期が近付くと、雑草退治のために除草剤を使う農家も多いが、
中には使って無い田圃もあり(自家消費米なのかもしれない)、
畦道には花が咲いていて、早苗田のアクセントとなっていた。




下の写真2枚は、一昨年の6月10日に撮ったものだが、
カラーで撮ったものよりもモノクロ写真の方が雰囲気のあるものが出来上がった。


何年か前に、「天空の湖」としてTVで紹介された、
ボリビアのウユニ塩湖は、星空を映していたが、
地も空も星空のような空間が生まれていた。
地も空も星に埋め尽くされているので、
人がそのような塩湖を歩くとまるで宇宙に漂っているような錯覚に襲われるのだと言う。
一度は行ってみたいと思うのだが・・・・
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五月晴れにして風やまず

2014年05月17日 | あらかると

朝から晴れ上がって、丹沢山塊や冠雪富士が見えていた。
都心のスカイツリーもビル群もまるで秋冬時のような、
澄み切った光景だった。


雨に洗われた新緑は、風に煽られつつも陽光を返し、
季語にもなっている「風光る」的状態だった(巻頭の写真)。

目には青葉がいい。初鰹も美味しい。
公園で出会う現役引退組の人々と言葉を交わせば、
一様に「今が一年で一番だね」という。
が・・・・・
今日は北西からの風がやや強く、
自転車を漕ぐのも、薔薇の写真を撮るのも不適で、
出かけるのを躊躇っているうちに昼になってしまった。

迷ったときは観天望気・・・
北西の風なのに、絹雲は南から北に流れていて、
しかも雲の伸び方を見れば上空の風が強いことがわかる。
しかし、地平近くに浮いている積雲をみれば、
もしかすると都心以南は穏やかな天気なのかも知れない。


途中で南風なども流れ込んできたが
結局夕方まで風は止むことが無くかった。
絹雲が去り穏やかな雲になると風も弱まった・・


上の写真の地平は東京湾や房総半島方面なのだが、
写真で見るように靄っている。風は吹かなかったのかもしれない。
その靄が、18時ごろには雲間からの光を受け「薄明光線」の素材となった。
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