MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

盛春の黒き飛翔者、「麝香揚羽」「大名挵」「小蛇目」を撮る

2014年05月05日 | 21世紀の森と広場で(松戸)

昨日出現した「環水平アーク」や「彩雲」は吉祥をもたらすと言う言い伝えがあり、
「何かイイコトあらんや」と・・・・観測後は「二十一世紀の森と広場」に出かけた。
が・・・・
やはり黄金週間とあって、園内は一年で一番の賑わいとなっていた。


通常の休日の10倍以上の人出だったように思われ、園内散策をあきらめようと思ったが、
「吉祥」の虹を見たからには直ぐに帰れないと、目的の草地や林間の遊歩道へ・・・。
すると・・・・
子供や乳幼児をつれた家族連れが多かったためか、
雑草地や林間の遊歩道は平日並みに閑散としていた。

気兼ねなく逍遥しつつ被写体探しをすることが出来、
しかも、今年始めての出会いとなった三種の蝶の撮影に成功した。

まず目の前にひらひらと飛んで来たのが「シジミチョウ」のように小さく、
やや黒味のかかった蝶だった。
飛翔しているのを目で追っていると、2mほど先の楓の葉に止まった。


翅の模様から「ジャノメチョウ」の一種であろうことは判定できたが、
余りにも小さいので、シジミチョウの仲間かも・・・・
検索して判明した名前は、見たまんまの・・・
「コジャノメ(小蛇目)」でした。


次に出会ったのは、
ハルジオンの花が群生していた場所にいた、
「ダイミョウセセリ(大名挵)」と「ジャコウアゲハ(麝香揚羽・巻頭の写真)」。

ダイミョウセセリにはすでに大町公園で出会っているが、
写真に収める事が出来たのは今年始めてである。


ダイミョウセセリは小さな蝶にも拘らず縄張り意識が強いようで、
大型の「ジャコウアゲハ」を追っかけまわしていた。
個体によっては、模様の一部が綺麗なハート型のものも居て、
一昨年はその個体の撮影に成功している。


最初はクロアゲハのように見えたが、
ダイミョウセセリに追い駆けまわされたりしていて、
なかなか止まってくれないばかりか、ほかに移動してしまう。
しかし、この場所がお気に入りのようで、
何度も見えなくなり何度も帰って来た。
さらに私を警戒しているようで、止まっても私が動くと逃げてしまう。
そんなことを20分ぐらい繰り返したろうか・・・・


やがては私にも慣れたようで1mほど先に止まるようになり、
ついには、標準レンズの撮影最短距離の23cmまで近付いて撮ることができた。
吸蜜はしておらず、産卵していたようであるが、卵などの確認はしていない。


今日は端午の節句で、個人的には季節物の柏餅を食べるのが慣わし?
たったが・・・・・最近は手作りの美味しいものがなく、ついに今年は食べなかった。
高齢化と共に、個人店主の酒屋さんが無くなり、蕎麦専門店が無くなり、町の和菓子屋さんも無くなってきている。
子供の頃は、
小豆をゆでて手間のかかる漉し餡を作り、
近所から柏の葉を調達し、米粉を練って蒸してさらに手を加えて作ったものである。
砂糖も「玉砂糖」を使っていたが・・・・玉砂糖って今は見ることも無い。

来年はこの「お袋の味の柏餅」を再現してみようと思うが・・・・・
費用と手間を考えるとヤマザキに流れるかも。
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