関東を直撃した9月の台風によって被害を受けた農作物は、
10月上旬に高騰し、白菜は一個900円もしたことがあった。
その白菜が今では暴落していて非常に安い。
原因は、台風通過以降の好天に有るという。
好天によって白菜は豊作となるばかりでなく、
成長しすぎて規格外のものまで発生していると言う。
田舎で家業を継いだ同級生も白菜農家だが、
豊作だと価格が暴落して白菜を入れる為のダンボール代にもならないという。
出荷調整などをして様子を見るのだが、それでも価格が上がらなければ、
トラクターで白菜ごと耕して畑の肥やしとするのだそうだ。
異常とも思える好天が続いているためか、
田園地帯では例年にないほどのタンポポの花が咲いている。
花から綿毛になった蒲公英が午後の日差しを受け、七色に輝いていた。
秋冬に蒲公英の花が見られるのは珍しいことではないが、
写真のように茎がこれほどまで太く立派に伸びているのは珍しい。