MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

山藤開花し、十字禿鴫象虫、柏口太象虫、霜降米搗虫など出現

2017年04月23日 | 大町公園(市川市動植物園)にて


日曜日の公園に行くのは余り気が進まなかったが、
2日間もインドアな生活だったため、運動不足解消のためと、
眩しいほどの新緑のフィトンチットを浴びるため、
更には、常連さんたちとの世間話を楽しむためなどの、
さまざまな目的を持って出かけた。

日当たりの良い場所に自生していた山藤が開花をしていた。
他にも多くの山藤があるのだが、見ごろになるのはまだ先であり、
昨年は5月初めの頃に見ごろになっていた。


快晴の青空の下、新緑が輝いていた。
そんな新緑を撮っていると、顔見知りの人から声をかけられた。
大町公園では時折会うことがあり、やはり写真を趣味とし、
昆虫に詳しく、特に蜘蛛については博識の人である。

いつもの常連さんに出会えなかったため、
二人で昆虫探しと言うことに相成った。

もみじ山では「ヒトリシズカ」と「キンラン」が花を咲かせていた。

園内を一周し、巻頭の写真のような珍しい昆虫に出会った。
昆虫の名前は「十字禿鴫象虫(ジュウジチビシギゾウムシ)」私にとっては初見の昆虫だった。

下の写真が葉の上に居たジュウジチビシギゾウムシで、
右下の私の親指と比較するとその大きさが判るのだが、
5mm有るか無いかの体長だった。
私一人なら発見できなかったかもしれない大きさなのである。


「柏口太象虫(カシワクチブトゾウムシ)」
このゾウムシも体長は5mmほどだった。


「霜降米搗虫(シモフリコメツキムシ)」
コメツキムシも何種類か見つけたが、
コメツキムシであることは判るのだが名前の特定までには至らなかった。


ほかに、マガリケムシヒキ、ハグロケバエ♀、サシガメの仲間、
亀虫の幼虫か否か判断の出来なかったヨモギオナガヒメヒゲナガアブラムシ、
成虫の終期を迎えた褄黄蝶♀一頭などを撮ることができた。

やはり一人歩きよりも、
「二人で歩くことにより多くの昆虫や事象を発見できる」ことを学んだ。
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