やや冷え込みはあったものの朝から晴れたため、
近隣の桜を鑑賞しつつ大町公園へと入った。
風や雨でなかなか遠出の外出ができず、5日以来の散歩となった。
5日前には満開だった染井吉野は2割方散り始め、
遅れていた桜も今日は満開を迎えていた(巻頭の写真は大町公園北口の染井吉野)
山桜も種類に寄っては満開を迎えていた。
山桜などは自然交配が進み、名前の付いていない桜も多く、
早咲きのものや、霞桜のような遅咲きのものがある。
下の桜は、品種名が不明であるが、
花と共にやや赤みかがった若葉が出ているので、
山桜と大輪の花の多い大島桜系統であることが想像でき、
花弁のふちがほんのりと紅色であることから、
寒緋桜など緋桜の遺伝子が混じっているものと思われる。
下の写真は、小花柄や花の付き方から染井吉野のようである。
巻頭の写真も染井吉野なのだが、
花の終期に中心部が紅色に変化しているが、
このように変化する桜を「化粧桜」などとよぶこともある。
大町公園に隣接する芝生の広場では、
あちこちで蒲公英が開花しており、
様々な虫たちを見ることが出来た。
下の写真は蒲公英の花粉を食べている「ヤブキリ」の幼虫で、
食欲優先のようで、カメラを極限まで寄せても殆ど動くことは無かった。
下は「トウダイグサ」で採餌していた「フタホシヒラタアブ」
真正面から見ると、サングラスとカツラを付けた時代劇役者のようにも見える。
野山や公園は一気に春が押し寄せてきており、
木々が芽吹き、花咲きつつ日々に変化しているし、
新たな昆虫たちが続々と発生している。
ということで、
無限に近いほどの被写体に恵まれている。
約5時間の逍遥で撮った写真は300枚を超えた。
今日4月10日といえば・・・・・天皇皇后陛下の57回目の結婚記念日。
新宿通りを皇居から東宮仮御所までパレードされている。
その様子はこちらから→「映像で見るご結婚50年のお歩み」