春の深まりと共に蠢いてきている自然界の動植物だが、
毎日のように自然界に身を置いて居ると、
時には「何これ!!」的な光景に出会う事がある。
巻頭の写真は偶然に見つけた「牛蛙の冬眠からの目覚め光景」だが、
最初は手前の蛙の存在しか判らなかった。
撮った写真をチェックして居ると、
泥に塗れた杭のようにしか見えなかった物体も牛蛙だった。
陽が暖かかったのか2匹とも存在を消しているかのように動かず、
巻頭の写真上の蛙は目は開けているものの「目蓋を閉じた」ままである。
昔社員だった頃、午後の机上作業中にこんな部下が居たことを思い出した。
昼食でお腹が満たされると何故か目蓋の重くなりウトウトと・・・
いい時代だった。
次は、白腹。
遊歩道の木道(コンクリート製)を歩いて居ると、
ほぼ真下でやや大きめの小鳥(シロハラだった)がじっとしていて動かない。
カメラを向けても動かず、ほぼ真上を見て「カメラ目線」になっていた。
右下の影が私自身の影なので如何に近いがが判るとおもう。
更に近付いて、ほぼ真上から撮ったのが下の写真で、
やや嘴が上がっており、カメラから目線を外していないことが判る。
もしかすると、
シロハラは保護色により、身隠し出来たと思っていたのかもしれない
カメラにセットされていた交換レンズは単焦点の35mmだったため、
更に近付いて、カメラを小鳥から40cm近くまで寄せたが、
さすがに「やばい」と思ったのか、木道の下に逃げ込んだ。
「山蟻(ヤマアリ)」も面白い。
コンクリート横に巣穴があった蟻達が、
暖かな日差しの中を右往左往していた。
巣作りの土や獲物を運んでいるわけでもなかった。
で・・・
昼食用に食べていたパンの切れ端を巣穴近くに置いて見ると・・・
たちまちに蟻の山が出来た。
流石に蟻である。「働き者」のイメージを壊すことはなかったのだ。
現役時代を離れて、毎日が日曜日となっているが、
自然界に目を向けると、不思議なことばかりで、
未解決の問題が山積している。
というか、未解決でも良いのである。