MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

「冬眠からの目覚めが悪い牛蛙」と「真上を見詰める白腹」など

2017年04月01日 | あらかると


春の深まりと共に蠢いてきている自然界の動植物だが、
毎日のように自然界に身を置いて居ると、
時には「何これ!!」的な光景に出会う事がある。

巻頭の写真は偶然に見つけた「牛蛙の冬眠からの目覚め光景」だが、
最初は手前の蛙の存在しか判らなかった。
撮った写真をチェックして居ると、
泥に塗れた杭のようにしか見えなかった物体も牛蛙だった。

陽が暖かかったのか2匹とも存在を消しているかのように動かず、
巻頭の写真上の蛙は目は開けているものの「目蓋を閉じた」ままである。


昔社員だった頃、午後の机上作業中にこんな部下が居たことを思い出した。
昼食でお腹が満たされると何故か目蓋の重くなりウトウトと・・・
いい時代だった。

次は、白腹。
遊歩道の木道(コンクリート製)を歩いて居ると、
ほぼ真下でやや大きめの小鳥(シロハラだった)がじっとしていて動かない。
カメラを向けても動かず、ほぼ真上を見て「カメラ目線」になっていた。
右下の影が私自身の影なので如何に近いがが判るとおもう。


更に近付いて、ほぼ真上から撮ったのが下の写真で、
やや嘴が上がっており、カメラから目線を外していないことが判る。
もしかすると、
シロハラは保護色により、身隠し出来たと思っていたのかもしれない


カメラにセットされていた交換レンズは単焦点の35mmだったため、
更に近付いて、カメラを小鳥から40cm近くまで寄せたが、
さすがに「やばい」と思ったのか、木道の下に逃げ込んだ。

「山蟻(ヤマアリ)」も面白い。
コンクリート横に巣穴があった蟻達が、
暖かな日差しの中を右往左往していた。
巣作りの土や獲物を運んでいるわけでもなかった。
で・・・
昼食用に食べていたパンの切れ端を巣穴近くに置いて見ると・・・
たちまちに蟻の山が出来た。
流石に蟻である。「働き者」のイメージを壊すことはなかったのだ。


現役時代を離れて、毎日が日曜日となっているが、
自然界に目を向けると、不思議なことばかりで、
未解決の問題が山積している。
というか、未解決でも良いのである。
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