MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

春の「ようせい(殿様飛蝗・七節・藪切・脂刺亀)」たち

2017年04月20日 | あらかると


春といえば、動植物の新生で、
様々な昆虫が生まれ、樹木では新芽が出て花を咲かせている。

自然に恵まれた公園を歩いて居ると、
ゴミのようにしか見えない、生まれたての昆虫を目にすることがある。

巻頭の写真は飛蝗の幼生であることは判るが、
キリギリスの幼虫なのかイナゴの幼虫なのか判然としなかった。
目の特徴からは、土蝗にも似ているのだが、この時期には発生しない。
ちなみに大きさは4mm程しかなかった。

生まれたてのトノサマバッタの幼生と判明(21日追記)

下の写真は「ナナフシモドキ(通称ナナフシ)」の幼生で、
直径約10cmの錆びた鉄管の手摺の上を歩いていた。


孵化して間もない幼生だが、カメラを近づけると、
前足2本を振りかざしていた。
が・・・毎年のようにハエトリグモの餌食になっている姿を発見する。


下の写真は直径10cm強の竹柵の表面にいた幼生。
目を近づけても、何の種類かは不明だった。


マクロ撮影をして、PCで確認すると、
亀虫の一種「ヤニサシガメ」の幼生であることがわかった。


目を凝らして新緑の若葉の上を見ながらゆっくりと歩かないと、
見つけることの出来ない「春の妖精」達、
ならぬ「春の幼生」達でした。
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