日々適当

hibitekitou

macOSのNFSに関するバグ

mac |2023-06-01

Apple的にはSMBで繋げよってことだろうけど、そうはいかない環境が世の中にあって、で、NFSでファイルサーバーをマウントしている環境でこんな問題が起こっていることを初めて知りました。

上図はインスペクタのパネルを表示させている状態でNFSでマウントされた場所にあるファイルをクリックした、という図です。クリックしてしばらくすると「変更日」が変わっちゃいました。まじかよって感じですよね。触っただけでおかしくなる。(正確にはプレビューを作成しようとした段階で日付の更新が行われるらしい)
このファイルはこの画像を収録する直前に作ったものだから2023年に作成されたもので、作成日も変なことになっているけど、それも問題だけど変更日が変わっちゃうのが困っちゃうわけです。
ネットを漁るとこの問題はAppleも認識しているバグみたいだけど(NFS Managerってツールを出しているところがリリースノートで触れている)、なかなか重大な問題です。でもこの問題はmacOS 12以降のFinderで発生しているということで、Venturaの現在も解決されていないという、なかなかにAppleのNFSに対するやる気のなさがうかがえるというものです。

man nfsdとかするとVenturaのは2008年の日付が入ってたけど、Ubuntu 20.04.2では2014年の日付が入ってましたから、比較すると、古いまま放置されていることもわかります。
NFSでマウントするときのコマンドで
sudo mount -t nfs -o nfsvers=4.1,....
とすると"mount_nfs: illegal NFS version value -- 4.1"ってメッセージが出てきて nfsstat -m すると "NFS parameters: vers=4.0,..."ってなっているから、macOS的には4.0までしか対応していないってことですね。

果たして手が入ることがあるのかどうなのか。

まあApple的にはSMB使えよってことなのだろうけど… 

ちなみに自宅でテストするために、Parallels DesktopのUbuntuにサーバを設定しました。そこにNFSv4のをたてるのに(NFSについてよくわかっていないこともあり)苦労しまして、最終的にはUbuntu14.04でNFSv4を動かしてみる [Siguniang's Blog] を参考にしました(ってかここで示されてるexportsに書かれてる階層の一つをそのまま再現)。その上でUbuntu上にユーザー名、uidがmacOS側のユーザと同じのを作った上で実験してます。

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