ロクマルでいこう、60でGo!

" AS SLOW AS POSSIBLE AND AS FIRST AS NECESSARY "

高級車になったヨンマル

2011年05月29日 | LANDCRUISER

  カリフォルニアのTLCがヨンマルをベースに製作する ICONはかなり高級嗜好の人々をビジネスの対象としている。

 

ICON の宣伝広告、2ページを使用。

 

広告が乗っているのはスーパーカーや高級車の雑誌である。

 

 ヨンマルのフレームを補強してオーダーメイドで製作するアイコンは値段にして約一千万円からである。ランクル200とFJクルーザーが同時購入出来る値段である。値段の詳細は部品と人件費そしてブランドネームである。

 TLCは最初から高級路線でアイコンを製作したのか?それとも製作にかかったコストを回収するために値段を高くしたのかは定かではない。

 ただ現在起こっている事はTLCによって再製造されたヨンマルが高級スーパーカーと肩を並べているという事実である。これはおもしろい現象ではないだろうか?ヨンマルが誕生した当時に誰も予測しなかった出来事である。

 

 アイコンだけではない、TLCによってレストレーションされたヨンマルは他のレストアラーの追跡を振り切る程の高い値段を提示する。しかもそれを誰もが認める現象が定着している。このヨンマル高いなー、ああそれはTLCが手がけたからだよ、そうかTLCなら仕方ないな!って感じで認めてしまう。

 

  現在の新車は7年すると価値がなくなると聞く、これは機械的な事ではなくて金融機関が古い車に対して融資しにくい事情からくるらしい?

 そういった中にあって製造が終わって(1983年)から30年近くたったヨンマルは未だにその価値を保ち続けている。なぜだろうか?FJクルーザーはヨンマルの現在版であると聞く、ヨンマルの...、 即ちヨンマルこそがオリジナルである。極端な言い方をすればオリジナル=本物なのかも知れない。

 きっとTLCのジョナサンをはじめ一部のランクルLOVER(恋している奴)はその事に気付いたのではないか?と思う。だからこそ一千万円などと言う強気な値段が提示されても人々はため息を付きながらも納得してしまうのかもしれない。

 ヨンマル恐るべき存在!昔も今もそしてこれからも...。

 

コメント
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