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" AS SLOW AS POSSIBLE AND AS FIRST AS NECESSARY "

エンパイアー スティツ ビル

2011年05月08日 | NEW YORK

 

 アメリカ最大のメトロポリタン、ニューヨークシティ。世界中の人、情報、富が集まり毎日様々なドラマが展開している。ここニューヨークを形作っている高層ビル群は硬い巨石の上に建てられている。

 実は311の後にこの巨大な人口都市は非常に危ない街だと言う事に気が付いた。日本と違ってニューヨークは地震がないといわれている。本当だろうか?確かに1884年にM5クラスの地震を街の北部で経験して以来100年以上、本当にない、なかったのである。(小さいのはあったかも知れない?)人々の記憶、意識の中にも、ない、のである。

 

 ニューヨークには地震は来ない” という想定で100年以上発展した街である。ニューヨークのランドマークであるエンパイアーステイッビルは1931年に建設された。443メートル、102階のこのビルはまさにアメリカの新興を象徴する建物である。このビルは基礎の深さ17メートル地下1階(だけ)、施工期間僅か2年(てぬき?)。つまり地震を全く想定していないという事なのだ。

 ニューヨークには地震は本当に来ないのであろうか? 概算的推測によるとM5は100年に一度、M6は700年、M7は3500年とある。確かに少ないが、いつかは来るぞ!

 

 耐震構造のない多くのビルは地震があれば無残に崩壊してしまう。そしてもっと怖いのが人々の防災意識のなさである。今日、明日が3500年に一度の日を迎えるかも知れない。

 最悪を考慮して生きて行く事は損な事かも知れない、しかし想定外は起こりうる事なのである。意識を高く持つ事がイザという時の生死を決めるのかも知れない、全てにおいて...。

 

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