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アメリカン ピックアップ トラックス

2011年05月02日 | PICKUP TRUCKS & 4X4

 トラックを乗り継いでみた。エンジンをかけて走った訳ではないが、胸の前にあるドアを開けて中を覗き、よっこらせとシートに座る、ハンドルを握りシートを調節して、アクセルに足を届かせて前を見て、左右のミラー覗き、後ろを振り返ってみる。そしてそこで感じた印象がまとまったらドアノブを引く。

 

 

 

 これらのトラックを維持するには条件が必要、それは広い国土と安いガソリン代。これらのトラックは広大なアメリカにおいて半世紀以上も足として活用され続けて来た実績がある。中西部や南西部の路上では乗用車の数よりもピックアップの数の方が多く、クルマといえばトラックの事である、長距離移動、そして舗装されていない道も多く乗用車の様なモノコック構造でなく、ラダーフレームと大排気量が実用にかなっているのも事実である。

 

フォード、6.7リットル V8 ターボ ディーゼル エンジン、搭載されるのはF-350。

 

 GMトラックの足回りとラダーフレーム

 

トーイング ヒッチ、大きな車体で農機具、ボート、そしてキャンピングトレーラーなどを牽引する。

 

GM

 

フォード

 

クライスラー

 

日産

 

座ってみたトラックの評価は一長一短である、同時に実用車である大型ピックアップトラックに座るとその大きさに感動する。ベストセラーであるフォードのトラック、そして日産のトラックは意外と視界が良く安心感がある。

 

 トヨタのタンドラ、他のトラックと比べると少し圧迫感を感じる、おそらくデザインからの影響だと思う。

 しかし、この後ろのアルミのボックスはお勧め出来ない、後ろへの視界が極端に悪くなるからだ。

 

 

 アメリカのピックアップトラックは長い間ドル箱と呼ばれている。それはメーカーにとって売り上げ利幅が大きく儲かる商品であった、そして多くの顧客が必要とする需要品でもある。見方を変えればば努力をしなくても売れる、より良い改良をしなくてもデザインをちょちょっと変えれば新型になる要素があった。しかし今日原油の高騰でガソリン代が値上がりする事で大排気量を持つトラックは試練を迎えるようになる。今後は買い替えのタームも伸びるであろうし、購入する意欲のある人も維持費に躊躇するようになるかも知れない。

 アメリカという広大な台地がある限りピックアップトラックは必要である、しかし、今、まだトラックが道を支配するこの時こそ次の一手を準備する時間だとも思われる...のだが同時にピックアップのないアメリカというのも考えられない、なー。

コメント
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