職員室通信・600字の教育学

小高進の職員室通信 ①教育コミュニティ編 ②教師の授業修業編 ③日常行事編 ④主任会トピックス編 ⑤あれこれ特集記事編

あの夫婦は今頃、どこでどうしているだろう 

2007-03-12 11:10:46 | Weblog

07.03.12 あの夫婦は今頃、どこでどうしているだろう


■気にしながら、先送りにしていた事務仕事があった。
 いよいよ、そのしめきりが迫る。
 昨日の早朝から脇目も振らず一心に取り組み、本日、午後2時頃、終了する。

 年度も、ゴールが近づいてきた。
 生徒ではないが、①後期入試まで(本日を入れて)あと3日。
 ②卒業式まであと5日。
 ③修了式・離任式まであと11日。
 ④年度末まであと20日。
 ゴールの感じ方は、人によって異なると思うし、自分自身の心の持ちようによっても異なる。
 わたしはまだまだ先のように感じている。
 たぶん、ゴールの前にまだまだやらなければならないことがあると思っているからだろう。
 そのやらなければならないことに向かうために、2日間、「事務仕事」に没入した。
 やらなければならないことについては追々、ここに記述していくことにする。

■(その「やらなければならないこと」とはまったく別次元の話だが)先日、ふざけて、(大学時代に書いていたのは)「王子さまとお姫さまに至ろうとするもがきの小説だった……と言えばいいのか? よくわからない。近いうちに『小説』の最後に今の自分を接続したい」と書いた。
 もちろん、そんな気はまったくなかったが、ただ、ふざけて記述したあと、「あの夫婦は今頃、どこでどうしているだろう」とは思った。

■小説は連載のかたちをとり、計8回つづいた。
 短いときで原稿用紙30枚、長いときで100枚、平均して50枚、計400枚。
 次の引用箇所は100枚をちょっと過ぎたあたりで、その回のラストシーンだ。

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■次の日も、いい天気だった。
 二日かかってバラの苗のための穴は掘ったけれど、それだけでもういいわけではない。
 元肥をやらなくてはいけない。
 穴を掘るだけでも大仕事であったが、その深さの半分を別の土で埋めなければならないのだ。
 元肥は家内がバラ園で分けてもらうように交渉してきたので助かったが、それでもぜんぶ植えてしまうのにまる一日、費やしてしまった。
 その晩、巻きずしとビールでお祝いをした。
 家内が、もういっぺん巻きずしをつくるんだといってきかなかったからだ。
 冷蔵庫からビールを持ってきて、わたしがポーンと勢いをつけて栓を抜いた。
「さあ、マリ子」
 と、家内のコップにわたしが注いで、
「じゃ、わたしが」
 と、家内がわたしのコップに注いだ。
「お互いによくやったよ」とことばではいわないけれど、ふたりとも沈黙のことばで、そういっている。
 わたしがコップをあげて、
「バラとぼくたちのために」
 といったら、家内もコップをあげて、
「カンパーイ」
 といった。

■合評会でわたしの畏友・今井重明君が「こんなふうにふざけて書くのは君らしくないよ。今度からはやめてほしいね」とあきれ果てたように言った。
 今井君の言いたいことはよくわかっていた。
 ただ、師と仰ぐ岡先生だけは「前半の鬱屈したものを空に抛つように終わるこの場面に感動した」と激賞してくれた。
 こんなふうに書いていると、ホンマに、小説の最後に今の自分を接続してみようかという気持ちになってきた。
 
 ■画像は2年数学・古館T


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