職員室通信・600字の教育学

小高進の職員室通信 ①教育コミュニティ編 ②教師の授業修業編 ③日常行事編 ④主任会トピックス編 ⑤あれこれ特集記事編

高村祭。モンデンモモさんの歌「もしも智恵子が」から、光太郎の強烈な願いが伝わってくる。感動した

2011-05-16 16:44:15 | Weblog


2011
05.16
光太郎を語る人の数だけ光太郎が存在する。ま、僕のはかなり偏執な部類









★おはようございます。
 朝、日常的な雑事を連続的に処理しているうちに、いつもより、PCの起動が遅れてしまった。
 早朝、コーヒー豆が切れていることに気づき、手鍋焙煎。
 これ、雑事のひとつ。
 でも、ま、道楽的雑事。
 ニカラグア40グラム、グァテマラ40グラム。
 バチッバチッと爆ぜる音と、透明に立ちのぼる香りがなんともいえない。

★本日、ニカラグアは浅煎り、グァテマラは中煎り。
 ――僕には「味」について蘊蓄をたれる趣味はない。
 味は、体調とか、周りの雰囲気で相当に変わる。
 スゴク、おいしい!と感じても、次、同じものが、そうは感じられない……というか、まったく逆という経験もある。
 ま、そのうえでの話であるが……(^_^)v
 コーヒー豆を中煎り~深入りにすると、豆の個性が弱くなる(要するに、どれも味が似てくるような気がするので)、僕の場合、どれかを浅煎りにして、その個性を猛烈に発揮させるようにしている。
 マンデリンにそれをやらせることが多いのだが、現在、マンデリンが切れているので、その役目を、けさはニカラグアに託す。
 頼んまっせぇ~、ニカラグアぁぁ~。

★ニカラグアの生豆を手鍋に放り込んでいる時、米粒くらいの赤い実を見つけた。
 宝石のようにキラキラ輝いている。
 つまみ出し、一旦は、ゴミ箱に捨てる。
 が、何だか気になる。
 ゴミ箱の底から取り出す。
 朝、パートナーがゴミ出しした直後で、ゴミ箱がカラッポだったのがラッキーだった。
 赤い実にとっても。
 たぶん僕にとっても。
 裏庭のスモモの木の根に投企(Entwurf)する。

★昨日、岩手花巻の太田山口、高村山荘の詩碑前で開催された、第54回高村祭に参加。
 花巻駅から太田山口までの交通手段については、花巻観光協会&高村記念会と僕との間で何度かやりとりがあったが、そのことについては、もう触れないことにする。

 〈プログラム〉
 献花
 献茶
1 開会
2 全員による詩碑の朗読
3 主催者挨拶
4 祝辞(花巻市長)
5 楽器演奏――太田小学校2年
6 合唱――西南中学校
7 詩の朗読――花巻南高生&花巻高等看護専門学校生
8 コーラス――花巻高等看護専門学校
9 講演――谷口秀子「おもいでの光太郎先生」
10 歌――モンデンモモ
11 閉会






★谷口秀子さんの講演とモンデンモモさんの歌がよかった。

 いつも同じことをいうようだが、いろいろな時代の、いろいろな高村光太郎が在る。
 ある光太郎で、ある光太郎を否定する人もいる。
 あるいは、ある光太郎に強烈に光りをあてる人もある。
 光太郎を語る人の数だけ光太郎が存在する。
 僕もそのひとり。
 ま、僕のはかなり偏執(^_^)vな部類に属するのかもしれない。

★「高村祭での谷口秀子さんの講演がよかった」というのは、僕の偏執さを谷口秀子さんが補強してくれた……と僕が感じているからだろう。
 モンデンモモさんの歌。
 彼女が歌う「もしも智恵子が」の中に、たとえば「十和田湖畔の裸像に与ふ」の「幾千年でも黙って立って」いてくれという光太郎の強烈な願いがこもっている。
 モンデンモモさんの歌から、その光太郎の願いが伝わってくる。
 感動した。

★なお、今、僕の手元に「花巻賢治子供の会」の写真がある。
 光太郎が、舞台衣装をつけた子どもたちに囲まれている。
 ずっと、これ、何だろう?と思っていた。
 今回の高村祭、谷口秀子さんの講演で、この写真の撮影に至った経緯・背景が、よくわかった。
 写真の左端のほうに、60年前の谷口秀子さん(らしい人)がいる。

★塾@appekoチョー様、ホンマにホンマにおひさしぶりです。
 ごぶさたしております。
 塾チョーとは、教育行政面、あるいは、学校経営面、あるいは、塾の指導力VS.公立学校の指導力(^_-)等々、いろいろなステージでお世話になりました。
 その都度、僕の背筋がピンとなりましたよ。
 このステージでも、どうぞよろしく!

★画像は、献花の様子と、「もしも智恵子が」を歌うモンデンモモさん。


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マンデリン(中煎り)とブラジル(浅煎り)を混ぜて飲みながら、PCラジオでバロックを聴くのが、近時の僕のマイブーム


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