職員室通信・600字の教育学

小高進の職員室通信 ①教育コミュニティ編 ②教師の授業修業編 ③日常行事編 ④主任会トピックス編 ⑤あれこれ特集記事編

6WC5←この名前、ホンマ、なつかしいね!

2007-03-06 11:04:02 | Weblog
07.03.06 6WC5←この名前、ホンマ、なつかしいね!

 ◆2、3日前に「自分の心が荒れている……それがすごく悲しい……しかし、だからといって自分を大改造しなければいけないとは考えていない(そういうことはもうやらないと決めている)……ただ、配線のひとつかふたつは付け替えてみたい……」というようなことを書いた。
 書きながらイメージしていたのは、左図のような真空管の発振回路だ。

 6WC5←この名前、ホンマ、なつかしいね!

 この回路図をみていると、アルミシャーシーに6WC5を取り付けるためにドリルで穴を開ける汗だくの作業、そのアルミの切りくず、また、電気ゴテの先のハンダとペーストの匂い、発振を確認する受信機の信号音……等々がよみがえり、回路図のなかに自分が吸い込まれて15歳の心に返ってしまいそうだ。
 あのころ、思い通りにはなかなか発振しなかった。
 そういうとき、配線の一部を取りはずして、抵抗やコンデンサーを取り換えたり、アース位置を変えたりした。

 
■これとまったく同じ感覚で、その日の夜、HPの一部を変えた。
 この部分(=今、書いているところ)が実はその「変えた」部分だし、また「金曜日は、昼過ぎ、その悲しみが自分のうちのほうで爆発してしまった。(内側の奥の奥のほうの「爆発」だから外からは見えない。……と思っているが、見る人には見られてしまったかもしれない。)あまりに悲しいので、気持ちを鎮めようと、志塚Tが管理しているPTAの超望遠付きデジタルカメラを借りて、夕陽に染まる街を……」という記述もそうだ。
 これまでこういう部分はずっとカットしていた。

サンデープロジェクト〈ついに出馬宣言か渦中の浅野史郎氏緊急出演〉。妙な目の動かし方をする人だなぁというのがわたしのこの人についての印象だ。わたしの信頼する友人にこういう目の動かし方をする人はいない。だから「石原氏のほうに人間としての品性・倫理・誇りを感じる」というような言い方をした。素潜り競技で日本記録を更新した主婦・平井美鈴さん(34)。フリーダイビング世界選手権で深さ61メートルを達成、所要時間は往復約2分。「静寂に包まれた無重力同然の世界の魅力」。ほう~! いろんな世界があるものだなぁ。電気スタンドのあかりの下で、ひとり、遠い宇宙の星のまたたきに耳を澄ませるわたしの世界に少しだけ似ている。「主婦」という記述が余計だ。マギー司郎さんのお品書き・コロッケ。「クリームコロッケは駄目。ぜいたくで、何か違うなという感じ」。同感。「安倍首相の教育改革で子どもはますますダメになる!」内田樹←週刊誌の宣伝の見出し。週刊誌のほうは読まないが、内田樹氏、この哲学者の書物は少し読んでみたい。
 
■本校の研究紀要に載せる原稿をきょう、佐藤公一研修主任に渡した。
 ここしばらく、あちこちに書き散らすという感じで書きつづけてきたが、たぶん、これが今年度、最後の原稿になるだろう。
 紀要の巻頭に載せる原稿で、全部で5000字くらい書いた。
 次はその終わり1/3の部分だ。

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■最後に今後の課題(=来年度ぜひやりたいと考えていること)を3点列挙して終わることにする。

(1)プロ教師としての指導技術の向上(修業)については、一冊、本ができるくらいにやってきたつもりだ。
 先日、『人気塾講師直伝! イラスト図解でわかる プロ教師力アップ術55』(諸葛正弥著)を、派手な書名にひかれて買ってしまった。
 もちろん、得るところはたくさんあった。
 たとえば、目線の移動について、わたしたちは「生徒ひとりひとりに0.1秒ずつ止める」「その練習としてまず教室の4隅の生徒から……」というふうにやっていたが、諸葛氏は「生徒の目から目を移動するように視点移動を」と説いている。
 なるほどと思った。
 また、わたしたちは「50種類の短いことばかけ」をめざしてきたが、諸葛氏は「100通りの声かけ」を。
 おお!と感動した。
 ただし、書物の内容の大半は、たとえば、「板書の姿勢は半身で書くこと」、「1回で1種類の指示をすること」、「授業の冒頭に学習の目的を明確に示すこと」、「引きつける授業=授業内容×テンポ×生徒参加」、「空白の時間をつくらないこと」、「ノンバーバルコミュニケーションのすすめ」、「指示を出す瞬間はメリハリをつけて」……等々、本校の研修部が日常的にカバーしている内容だった。
 そこで(論がやや飛躍するけれども)来年度の本校の課題だ。
 「カバーしている」からといって、「やれる」というわけではない。
 だから、なにがやれて、なにがやれていないのか……、なにが十分でなにが不十分なのか……、この点を明確にして、重点的に研修(修業)できるプログラムを組み、実践を積みかさねていきたい。

(2)第2点は、教育課程編成時から重要な話題として協議してきた「各教科の具体的な達成目標」についてである。
 上記(1)で述べたような指導技術の向上を通して、結果として知識・技能・態度について、ひとりひとりの子どもをどのような状態に至らせればいいのかという具体的な達成目標の設定だ。
 こういう「目標」が、現在、本校にないとはいわない。
 しかし、それは、たとえばわたしの国語教師としての経験から「勘」として自分のうちにある「こういうレベルにまで到達させる」という具体的な目標とは大きなズレがある。
 同時に、保護者・生徒が求めている(だろう)それとも大きなズレがある。
 これらのズレを埋めて、「最低限、ここまでは保障しますよ」という各教科の具体的な達成目標を提示すること、これが2つ目の課題だ。

(3)3つ目は、経営の重点(2)「学校・家庭・地域のバランスがとれたトータルシステムの開発」に関わる内容だ。
 これまでも何度も何度も述べてきたことだが、現在の日本は、残念なことに、学校・家庭・地域の教育のバランスが崩れている。いわゆる「学校の教育丸抱え体制」状態だ。
 これが日本の教育危機の元凶といっていい。
 逆にいうと、このバランスさえよくなれば、日本の教育はまだまだ大丈夫だ。
 改善のためのポイントを箇条書き的に3点あげる。
 ①現在、PTAが主体となり、みなみ小・中の強い連携・融合を軸に展開している学社連携・融合(すこやかみなみネット)事業の積極的な推進。
 ②教職員の学社コーディネート力のアップ(例=学校部活動と地域の社会教育的行事や民間社会教育団体の諸事業などとの調整)
 ③教育に関していちばん荷を抱え込んでいる学校が、アウトソーシング計画をもたなければ事態は改善しない。この企画・立案・実践力をつけること。

 終わりには、この1年、共に研修を進めた教職員に、ひとつのエピソードを通して、感謝と敬意の気持ちを表すつもりだったが、スペースが尽きてしまった。
 これで終わることにする。

■研修部への原稿は、この「エピソード」を書くのが楽しみで書きはじめたのだが、はみでてしまった。
 書くという作業はこんなもんだし、これでいいのだ。
 
■画像は、相談室兼物置の大改造中(大掃除中)に出てきたおひなはん。


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