07.03.04 |
ただ、配線のひとつを付け替えるだけでいい |
■今、わたしは「この場所から、こういうやり方で、あの地点までいくのだ……」というときの自分の呼吸の整え方が崩れている。
先日、3年の生徒の前で「電気スタンドのあかりが机の上にやわらかくひろがる。そのなかで、ひとり、遠い宇宙の星のまたたきに耳を澄ませて、ああ、自分はここにこうして生きていると感じるときがいちばん心が落ちつく」というような話をしたが、そういう心からはるかに遠ざかってしまっている。
自分が荒れているというか、ヨボヨボになってしまっているというか、とにかくすごく悲しい気持ちだ。
金曜日は、昼過ぎ、その悲しみが自分のうちのほうで爆発してしまった。(内側の奥の奥のほうの「爆発」だから外からは見えない。……と思っているが、見る人には見られてしまったかもしれない。)
あまりに悲しいので、気持ちを鎮めようと、志塚Tが管理しているPTAの超望遠付きデジタルカメラを借りて、夕陽に染まる街の屋根屋根を撮影しようと、合唱部員が発声練習をしている3階の音楽室に向かった。(このときは、残念だが、まだ街が朱色にふるえる時間ではなかった。)
■だからといって、自分を大改造しなければいけないとは考えていない。(そういうことはもうやらないと決めている。)
ただ、配線のひとつを付け替えるだけでいい。
ということで(論を飛躍させるようだけれど)このHPのスタイルを少しだけ変えることにした。
自分の存在の仕方=HPの「かたち」だからだ。
◆3/319:30〈日本の、これから〉「いじめ、どうすればなくせますか」(▽市民と文科省・教師が大討論 ▽全国緊急アンケート いじめの実態は ▽早期発見はなぜ困難?親や教師にも言えないワケ ▽いじめられる側も悪い!?生徒と教師の本音他)を観る。観るというより、お好み焼きを焼きながら聞いただけだから、コメントする状況にはないが、いろいろな議論に混じって、「学校と家庭と地域が力を合わせて(連携・融合)」という主張がひとりやふたりではなく、多くの参加者からあったのがうれしい。ただ、具体的な連携・融合の方法まで話が及ばなかったのが、残念。しかし、これは仕方がない。わたしの仕事だ。◆3/408:00 サンデーモーニング。スポーツコーナーで大沢氏と張本氏が昨日の松坂のピッチングをどうコメントするのかが楽しみだった。わたしに、こんなふうに期待させてしまう「お二人」ってスゴイね。◆10:00 サンデープロジェクト ▽ついに出馬宣言か渦中の浅野史郎氏緊急出演。こんなふうにたびたび、しかも、長い時間、浅野氏を見ることがなかったのだが、石原氏のほうに人間としての品性・倫理・誇りを感じる。
■HPの配線替えは以上。
他はここまでと変わらない。
以前、「新しい文体の発見」について少し興奮気味に記述したことがある。
具体的には、このWEB版『600字の教育学』の記述を材料にして(量的には90%以上活用して)①『職員室通信』と②地域・保護者版『すこやかみなみネット通信』をつくるという新方式から生まれる新文体のことだ。
先日は『600字の教育学』→『職員室通信』を創出した場合を紹介したが、きょうは『600字の教育学』→『すこやかみなみネット通信』の例をアップする。
材料は同じだが、『職員室通信』と『すこやかみなみネット通信』では微妙にトーンが異なる。
ま、この異なるトーンを内包するというのが、新文体だ。
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■PTA活動については「よい」「ややよい」の肯定的評価が80%、「わからない」を含む否定的評価が20%。 すこやかみなみネット事業については「知っている」82%、「知らない」18%という結果だった。 昨年よりかなりよい評価になっている。 PTA会長はじめ役員の方々の努力の賜であり、加えて地域の方々の応援のお陰であると、心より感謝と敬意を表したい。 ただ、「わからない」や「知らない」が20%近くあるというのは、やはり少し気になる。 軽はずみな言辞は心して避けなければならないのだが、そのあたりの原因を、わたしのPTAに対する熱い思いを述べつつ、さぐってみたい。(ただ「さぐる」だけで結論は出ない。この点は許していただきたい。)
■直接に述べるというのもさしさわりがあるので、2/10 八戸市主催の街づくり研修会・トークセッションで、わたしが「一般論」として力説した内容をアトランダムに提示したい。 ちなみに当日のパネラーは、萩原なつ子氏(立教大学大学院助教授)、赤坂美千子氏(地域間交流研究会はちのへ農援隊事務局長)、わたし。進行役は、河村信治氏(八戸工業高等学校助教授)だった。
(1)すこやかみなみネットを創設することができたのは、①「地域の子どもを地域で育てるというネットワークの中核は子どもの親であるPTAが担うべきだ」というPTA役員の気概があったからだ。 また同時に②その「気概」を認め、支え、応援してくれた地域諸団体の「地域をあげて教育コミュニティーづくりに取り組もう」という高い理念があったからだ。 (①と②のどちらが欠けてもすこやかみなみネットは創設できなかった。)
(2)加えて、みなみ小・中学校の連携・融合の軸がしっかりしているので、学校側から、あるいは地域の側からと、双方向の連携・融合が推進しやすいという条件が整った。
(3)さて、次は一般論だが、現在の日本は、残念なことに、学校・家庭・地域の教育のバランスが崩れている。 口の悪い教育学者にいわせれば「学校の教育丸抱え体制」あるいは「学校の教育独占体制」状態。 これが日本の教育危機の元凶だ。 逆にいうと、このバランスさえよくなれば、日本の教育はまだまだ大丈夫だ。 実は、わたしは、このバランス改善の鍵を握っているのがPTAだと考えている。
(4)本学区は、地区安協、防犯など諸団体が活躍している。しかし(考えてみれば、当然のことなのだが)諸団体はもともとは他との違いをエネルギーにしている。 だから、本質的には連携とか融合を前提にしているわけではない。 学校もそうだ。 だから、専門分野に特化した地域諸団体とは別に、たえず協働を目的(例=学校・家庭・地域との連携・融合・協働を安定させ、継続させることを目的)とした団体を考えていく必要がある。 この有力候補のひとつがPTAだ。 PTA会員は、学校の保護者であり、かつ地域の住民である。 だから、その存在自体が既にネットワークの芽を内包している。 バランス改善の鍵を握っているというのは、このことを指している。 ただし、PTAが学校・家庭・地域社会の懸け橋として力を発揮するには、次の4つの関係について、常に点検しつつパイプを太くしていく必要がある。 ①小学校PTAと中学校PTAの関係 ②PとTの関係 ③PTAと地域の関係 ④PTA役員とPTA一般会員の関係。 もちろん、すこやかみなみネットの実践がこの課題を解決してくれると確信している。
(5)現在、すこやかみなみネットのターゲットは「子どもの健全育成・安全確保」に限定している。 地域の諸団体が合意しやすいテーマだし、あまり広げないほうが取り組みやすいからだ。 ターゲットを変えると、すなわち、萩原氏のいうように「荷の軽い協働」から「荷の重い協働」にギアを切り替えると、ネットワークの質が変わっていくと思う。 ただ、その設定はよほど慎重にやらないと、一瞬のうちにネットが崩壊することもある。
(6)先ほどの一般論のつづきとして、教育に関していちばん荷を抱え込もうとしているのが学校だ。 だから、この学校がダムの水を徐々に放流するように、アウトソーシング計画をもたなければ事態は改善しない。 日本の中学校、特に地方の中学校は、これが遅れている。 教職員の意識改革も必要だ。 この「アウトソーシング計画」が、やがてすこやかみなみネットのターゲットになる日を夢見ている。
■補足・PTAの魅力
(1)PTAは自主自立の精神に富み、高い実践力を有する社会教育団体だ。 社会教育団体にもピンからキリまであって、中には(過渡期的に行われてきた)行政からの指導・助言・支援におんぶにだっこの団体もないわけではない。 この点、各小・中学校のPTA(連合PTAに対して単PTAと呼ぶ。単Pと略すこともある)はほんものの社会教育団体だ。
(2)人材の宝庫である。 毎年、ほぼ「自動的」に30代~40代の会員を多数獲得することができる。 資金面でも比較的めぐまれている。
(3)組織の維持・継続のシステムが優れている。 今述べた(2)もこのシステムに含まれるが、加えて、リーダーから次のリーダーへという人のつながりが形成しやすい。 またPTA独特の「規約」(+前例)の存在も大きな役割を果たしているように思う。(もちろん「規約・前例」に縛られ、活動がマンネリ化する傾向もあるが、わたしからすれば、これもPTAの魅力だ。)
(4)(繰り返し述べてきたが)存在自体が既に学校・家庭・地域のネットワークの芽を内包している。
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■画像は昼、レオンの散歩のときに撮影。上は近くの自動車販売会社、下は近くの食堂。
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