職員室通信・600字の教育学

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★10月の講演準備、本日、一応、終了。スライド(パワーポイント)48枚。原稿(400字詰)30枚

2011-10-07 09:29:49 | ああ十和田観光電鉄

 

2011

10.06
僕は48やんのスライドにすっかり魅了されてしまった




★ここ、数日、自由になる時間のほとんどを、10月中旬の講演準備に割いていた。
 本日、一応、終了。
 スライド(パワーポイント)48枚。
 原稿(400字詰)30枚。

 現在、僕はスライドを提示しながら講演をやっている。
 もっと正確にいえば、スライドがないと語れない。
 10年くらい前までは、そういうみっともないこと(ピカピカ、チョロチョロ動くスライドを見せながら語るなんてこと)は絶対にやらない……僕は「語り」だけでいい……「語り」だけで言いたいことを伝えるのだ……と格好をつけていた。
 それが、いつ頃からか、堕落した。
 音声表現力が劣っている、あるいは、音声表現力が徐々に劣化しつつある……「ああ、もう、とても語りだけでは伝えられない」……と自覚したからだ(と思う)。

★その自覚と前後して、僕は、スライドづくりがうまい48やん(現すこやかみなみネット会長)と出会った。
 48やんのスライドは、ピカピカ、チョロチョロを超越していた。
 48やんの情熱がスライドにぶち込まれている。
 スライドの1枚1枚から48やんのドキンドキンという鼓動が聞こえる。
 僕は48やんのスライドにすっかり魅了されてしまった。

 だから、スライドを使って講演をやるようになったのは、音声表現力の劣化が半分、48やんの強烈な影響が半分というところだ。

★原稿(400字詰)30枚について。
 スライドを作るときは、ブツブツ、ブツブツ語りながら作っていく。
 だから、スライドを見れば、原稿はなくても語れる。
 だが、いつ頃からか、いちいち文字化するようになった。
 これが右で言っている「原稿30枚」だ。
 一度、文字化すると、それをもとに、「語る内容」が推敲できるというメリットがある。
 推敲しながら自分が深化していくという感覚は悪くない。
 新しい僕に出会うようで、結構、楽しい。

★画像は、今回のスライド。

 上の画像=スライドが何重構造かになっているので見えないが、いちばん下が、情報誌「すこやかみなみネット通信」の紙版。
 次が「すこやかみなみネット通信」のインターネット版。
 今、スライド上に見えているのが「すこやかみなみネット」のホームページだ。
 左隅の人物は48やんだ。
 今回は、ポイントポイントで、この48やんの画像を使っている。

 下の画像=通常の「語り」用のスライドデザインは、上の画像のデザインだが、今回から登場させる「教育コミュニティづくりのポイント」というスライドは、このデザインだ(*^_^*)。

 学校、家庭、地域の連携・融合・協働の理念が提言されたのが、昭和47年。
 既に40年が経過。
 しかし、なかなか成果があがらない。
 何が原因だろう?と考えると、思い当たる点が何点かある。
 そのうち、もっとも大事なポイントは、僕のこれまでの経験からいうと、この2点だ。

☆学校・家庭・地域が互いに参画できるしくみづくりの、中核エネルギーをどうするか?
 学校・家庭・地域は、それぞれ特性が異なる。
 だから、異なる3つをくっつけるには、相当なエネルギーが必要になる。
 これをだれがやるか?が、大問題だ。
 この大問題と正面から取り組まなかったことが、40年を経て、未だに効果が上がらないことにつながっている。

 とんでもない「中核エネルギー」の例を紹介しよう。
 僕は、学社連携に関する、いい実践の情報が入ると、調査に行く。
 そして、必ずたずねることがある。
 このプリントの文章はだれが書いたのですか?
 だれが印刷したのですか?
 だれが発送したのですか?
 会場はだれが作ったのですか?等々……と。
 すると、「ぜんぶ、教頭先生だ」……あるいは、「ぜんぶ、役所だ」……というケースがよくある。
 これは違うのではないか?
 これでは先ほどの「学校の教育独占体制」がますます硬直する。(もっと語りたい(*^_^*)。しかし、ここは、スライドを例示しているだけだから、これでやめる(*^_^*)。

☆2点目。
 小・中学校の連携・融合・協働をどうつくりだすか?
 学校・家庭・地域が連携するとき、小と中が連携していないと、家庭・地域は学校と連携しにくい。
 たとえば、小とだけ連携して、中は無関心というのでは、とても教育コミュニティなど形成できない。
 この問題と正面から取り組まなかったことが、40年を経て、未だに効果が上がらないことにつながっている。(もっと語りたい(*^_^*)。しかし、きりがないので、これでやめる(*^_^*)。

 この2点は学社連携・融合、あるいは、学校、家庭、地域が連携して教育コミュニティづくりをやるとき、正面から取り組まなくてはいけない問題だ。
 これについては1時間でも2時間でも語りたい。
 しかし、それでは「講演」にならない。
 パッと提示して、サッと次に移らなければならない。
 どう「パッと提示」するかが、むずかしい。

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