職員室通信・600字の教育学

小高進の職員室通信 ①教育コミュニティ編 ②教師の授業修業編 ③日常行事編 ④主任会トピックス編 ⑤あれこれ特集記事編

ずいぶん、ウジウジしていたが、いよいよ「ふたりっ子はん深夜特急」を再出発させることにした

2009-11-16 06:42:23 | Weblog

    


◆作業のとき、プリントや切り抜き等で、テーブルのまわり、イスの上、床面が、散らかってしまう。
 それを避けるために、このアコーディオンボックスを使っている。
 30仕切り。
 伸ばすと60センチ、縮めると5センチくらいになる。
 この画像は、2代目のアコーディオンボックス(昭和63年購入)だ。
 初代(昭和49年購入)は、もうボロボロで、ジャバラの角も取れ、貫禄がある。

 2代目は目前の作業用、初代は長いスパンの作業用というふうに使い分けている。


◆少し前に、過去記事を、「Eduブログ」から「gooブログ」に、少しずつ、手作業で移動していると書いたことがある。
 この作業時に、魂が、ここ(古書店DAKAの中、あるいは、このHPページの上)から抜け出して、過去記事の中に移動してしまうことがある。

 次の記事のときも、そうだった。
 少し長いが、そのままコピーする。


[2007年05月28日(月)]

■家では、かなりの期間(少なくとも半年以上)、自分の部屋で過ごすことができなかった。

 ほとんど居間でパソコンに向かっていた。

 つけっぱなしのTV。
 → 男が犬を連れてあちこちの犬を訪ねていく番組(この犬はもう死んでしまったらしい)。
 → 一晩泊めてくれと頼んでは断られ断られしながら最後に宿にありつき、翌日、涙で別れる番組。
 → 若い夫婦がエピソードを語り、漫才師(落語家か?)がつっこみを入れ、時々、イスから転げ落ちる番組。
 → 太った男があちこちの店でどんぶりとかステーキとかをパクついて「うま~いィ~!!」と叫ぶ番組……。
 こういうのが延々と、ぶっつづく。

 わたしの場所ではないから「TVを消してくれ」とは言えない。
 いや、元々「消してくれ」などと言うつもりはない。
 ひとりで存在することに耐えられないから、自分から進んで、こういう場所に出てきたのだ。
 だから、これでいいのだ。

 台所の炒め物の音。
 電気釜のご飯が炊きあがる音。
 蛇口から噴きでる水の音……。
 ま、これらの状況を、わたし流にいえば、「開かれた孤独空間」だ。

■しかし、もうそろそろ元の「閉ざされた空間」にもどらなければならない。
 何度か試みて、やはり孤独に耐えられなくて、失敗し、失敗し、ある時、ああ、そうだ、部屋を自分の気に入った空間に、徹底してつくりかえればいいかもしれないと思いついた。

 まっ先に、浮かんだのは古本屋のイメージだった。
 ビューポイントとして次の2点。
 ①古本屋のように書物を床から天井まで無駄なくピッチリと並べること。
 ②蔵書を商品として客が手に取りやすいように工夫して配列すること。

 2つのうち、①は取り立ててどうということはないが、②はわたしの人生では画期的な発想だ。
 これまで人目に触れないように隠してきた自分の作品も、特別コーナーをつくって展示してみよう。
 蔵書というのは、イコール、自分の精神構造だ。
 これを「商品」として露出させようというのだ。

 喫茶店内包というのもいいが、これはややありきたりだ。

 ビューポイント③としてお好み焼き屋内包というのはどうだろうか?
 結構、本気なのだが、喚起対策がたいへん……。

■5/27 午後3時からの岬台地区連合町内会定例総会・懇親会。
 出発まてに、中途半端な時間ができたので、さっそく、造り替えの作業に入る。

 わたしの部屋を古本屋にするには、まず書物の背の部分(=書棚の前面部分)にごちゃごちゃと並んでいる物を書棚から撤去しなければならない。

 ギネスの空き瓶。
 大阪バファローズ梨田監督のマスコット人形……。(これらの物の名前を並べ立てればおもしろいかもしれないが、時間のムダなのでやめる。)
 いったん床面に並べる→分類する→収納または捨てる……という計画で、書棚からおろしはじめたら、足の踏み場がないくらい散らかってしまった。

■1つ、処理に困る物が出てきた。
 名刺大のブレーンストーミングカードの束だ。
 目分量で600枚くらいある。
 すべて是川中勤務時代のものだ。
 教職員への指事事項・全校朝会スピーチのプロット・経営の重点・備忘……等、思いつきメモだ。

 〈例〉
 ○朝、玄関ロビーの照明
 ○過去の記述の書きかえ=自分の書きかえ
 ○単語だけでも並べてみよう
 ○B面人生、パリーグ人生……。

 10年間うち捨ててあった。
 SZK氏なら、荒涼たる精神の廃墟というかもしれない。
 その廃墟の半開きの内部の暗闇をもう少しだけのぞいてみる。

 ○黒田医師の語り。
 ○単なる自己満足の毎日全員個人面談
 ○少しずつ形を変えて何度でも
 ○事務職員が生徒から集めたアンケートをもとに「……の指導がダメですね」「……は改善してください」と平然と言える経営者
 ○立派な目標よりどんなネタで勝負するか?だ
 ○昔の朝学習プリントの処理をめぐる議論
  ×崎T「済んだら捨てる」
  小高「必要なところがあれば切り抜いて張る」
  村×T「きちんとファィルする」
 ○教師が勉強の仕方を強制すると失敗する
 ○シートンの略歴
 ○特定の部門が際だつ経営者
 ○平として学校を動かした経験の有無
 ○参観日保護者アンケート
 ○書物に傍線を引き、その傍線部分をもとに語るのはやめよう
 ○教師は成果が見えやすいものに熱中する。部活。
 ○大阪生野区のアイデンティティ。オリジナルでないとアカンよ。
 ○リーダー指導。集めるだけでもいいから。
 ○時間を与える。心を与える。
 ○コメントは教育行為の核
 ○複数学級担任制の職務の分担
 ○週報目標は方向目標→到達目標に。
 ○教育哲学の筋力アップ
 ○仁科のねばり・継続力
 ○八戸のスィマー
 ○(校内人事構想メモ)多数
 ○(学校部活動改革メモ)多数

 もちろん全部、粉々に廃棄する。
 こうして一部をアップしたのは、廃棄のための、いわば儀式。

■岬台地区連合町内会定例総会・懇親会。
 内輪だけの会合。
 アットホームな雰囲気がいい。
 参加するたびにホッとする。

 席上、Sさんという女性に声をかけられる。
 なんと、あの、あこがれの『青光館哀史』の小子内出身の、旧姓小子内さんだとおっしゃる。
 一昨年、わたしの小子内・清光館哀史特集のブログを見てくださったそうだ。
 目の前の画面に、小子内の風景が次々に開いたので、ドキドキしたそうだ。
 いや、わたしも、まさか、小子内の小子内さんに見てもらえるなんて、シンジラレナイ!
 感激で胸がいっぱいになる。
 人生、ホンマ、いいこともあるものだ!(^^)!!(^^)!!(^^)!。

[2007年05月28日(月)]の記事 以上


◆自分の部屋で過ごせない、苦しみの時期や、鬱屈の是川時代、あるいは、小子内の小子内さんに出会った感激の場面を、魂が、さ迷いはじめる。
 それはそれでいいのだけれども、ここ(現在の古書店DAKAの中、あるいは、このHPの、このページの上)が、完全に、魂が抜け去った、もぬけのカラ状態になる。
 昨日は、「ああ、魂が抜けるというのは、こういうことをいうのかぁ~」と、強いショックを受けた。

 以前は、こういうことはなかった。
 どうしたのだろう?
 みなみ退場にともない、自分の、うちの、なにかが、変質したということだろうか?
 少し考えてみたい。
 また、そういう現象が起こるのであれば、それを逆手にとった「企み」も考えてみたい(^_-)(^_-)(^_-)。

◆ずいぶん、ウジウジしていたが、いよいよ「ふたりっ子はん深夜特急」を再出発させることにした。
 5年半ぶりだ。
 1年間限定で、来年の11月16日にゴールする。
 前回の「ふたりっ子はん深夜特急」(2001/3~2003/3)では、自分のカタチが裏返しになるくらい、自分に大きな変化があった。
 今回は、どうだろう?
 走行のカタチが、まだ、はっきりしているわけではない。
 走行しながら、つくっていきたい。 


ふたりっ子はん深夜特急
■午前中に退職する人たちの辞令交付式があった。
 午後は、その人たちが各課にあいさつ回りをする。
 海辺のS中でいっしょに勤めた小泉さんが来た。
 B小の町村校長が来た。
 2人と握手したとき、小泉さんからは20年前の、町村校長からは10年前の、その当時のあたたかさが伝わってきた。
 かつて宴席で意気投合し、「教育革命!」と気炎をあげたC村の安倍社会教育主事も来た。

 次から次に人が来た。
 あちらこちらから拍手が聞こえてくる。
 わたしたちの課でも亀井課長補佐を送り出した。
 わたしが送辞を述べ、亀井さんが答辞を述べた。
 花束を渡し、くす玉を割った時、亀井さんが、メガネをはずし、大泣きしたので、亀井さんの顔に紙吹雪がへばりついた。

 こんなふうにして年度最後の一日が過ぎていった。
 この1日で、何年分もの時間、いや、時空間が、流れたように感じる。
 庁内が静かになったのは、午後6時を過ぎた頃だった。
 5階の窓から外を見ると、日はもう沈んでいたが、西の空にはかすかな明るさが残っていた。
 朝方に降った春の雪が、街の屋根屋根を覆っている。
 雪の白と、空の青とが溶け合って、実に夢幻的な光景だった。

 やがて、その光景も闇に飲み込まれていく。

 いよいよ「ふたりっ子はん深夜特急」の出発である。
 今、出発しないと、もう永遠に出発するチャンスはないと思った。(深夜特急)。
■本日の乗客
 〈スカーレット〉
 〈老鴉〉
 〈miti〉
■いつものように、5時に起きて本を読んだり、音楽を聴いたり何の変わりもなく始まる1日。
 今日は、『マイ・ハート・ウイル・ゴー・オン/タイタニックのテーマ』を聴きました。
 誰もいない部屋で……今日も、1日ポジテイヴに生きれるように……充電するんです。
 私って、バッテリーみたいな人間なんです。その後の1杯のコーヒーが美味しいこと。
 ふたりっ子はん、人間にとって「完璧な幸福」というのは、この世の中に存在しないと思いませんか?
 たとえ、大富豪になっても……大臣になっても……、必ずしも幸せだとは限らないと思います。
 しかし、お金は人間を幸福にするもののひとつではあるけれど……、すべてではないと私は思います。
 どこまであっても、満足に限りがないですよね。
 私は、ささやかな朝の時間と空間と1杯のコーヒーが、一番幸福と感じます。
 この頃、「幸福って自分が楽しめることを、どれだけ見つけられるか」って感じるようになりました。
 本当の財産って、出逢ったすばらしい人といい時間を過ごしたかではないかな~と思います。
 信じることとは、裏切られるかもしれない不安・恐怖も含めて、なおかつ、信じることかもしれませんね。
 ふたりっこはん、どうぞ深夜特急便走らせて下さい。
 みんなが、待ってますよ。

 異次元?へ いざなう……。
 いつでも……。
 どこでも……。
 心のおもむくままに……。
 「異次元」の世界の道しるべとなりましょう……。
 ここは、名もない花が、風に揺れている、おだやかな世界……。
 そして、胸ときめく世界です……。(スカーレット)

■お初にございます。
 三田村氏より、ここのURLを入手いたしまして、お邪魔いたしました。
 文学・哲学には無縁の輩ではございますが、どこかに足跡を残さねばと、こちらに書き込みさせていただきます。
 あちらの掲示板では、まだちょっと入りにくいなと.……。
 後ほど、あちらにも出没させていただきたいと思います。
 ではこれにて失礼仕ります、すたこらさっさ。(老鴉)
■こんばんは。
 おはようございます。(miti)
■老鴉はん、こんにちは。
 といっても老鴉はんて誰やろ?
 ネット上の、この無署名性というのは、なかなか魅力的でもあります。
 わたしも「ふたりっ子はん深夜特急」ということで、いわば無署名性+疑似ドキュメンタリー的手法でやっていこうと思っていますけど、この先、どういう展開になるのかは、皆目、ワカリマヘン(*^_^*)。
 このインターネット上で試してみたいことがいくつかあります。
 ①1つは「文体」の問題です。
 インターネット上の文体は、以前、三田村はん(別名、縄文はん、木彫はん)とも話題にしたんですが、明らかに手紙文体とは違います。
 私は手紙魔(はがき魔)です。
 けど、手紙を書くというと、やはり文体を整え、表現を推敲し、さらにポストの前で投函するかやめるか、ぎりぎりまで迷います。
 「未投函集」というファィルがあるくらいです。
 ところが、インターネット上では、(わたしの場合)、手紙のような自制+自省は働きません。
 話しことばの延長線上の言語なんでしょうね。
 これを痛烈に批判する人もいますけど、わたしは、「話しことば」「書きことば」とは別種の「第3のことば」として可能性を感じています。
 結構、他人のHPを開けて、日記を読むんですが、あっと息をのむような、透き通って、光り輝いている、新型文体に接することがあります。
 私のはまだまだアキマヘン……。
 ポロっと、陳腐な表現でごまかすとこがありますからね。
 けど、これから修業してみます。
 老鴉はんて、コンピュータ専門の人でしょうか?
 ちょっとわかれへんけど、たぶん詳しい人やろから、こういう点について、また教えてください。(深夜特急)

■miti さん、こんばんは。
 上の画像と、犬の種類は違いますが、道がレンガ敷きなので、同じ場所でしょうかね。
 これ、みんな、miti さんの犬なのでしょうか?
 わたしは、子どもの頃から、またがって乗れるくらいの犬しか飼ったことがないので、小型犬をみると、へぇ~、こういう世界もあるんだぁ~と驚いてしまいます(*^_^*)。

 わたしの師は、コッカースパニエルしか飼わなかった人です。
 たしか、初代、2代目、3代目と、ぜんぶ、アメリカンのコッカースパニエルでした。
 死んだときには、ボロボロ泣いていました。

 ちゃんとしつけをして、めんどうをみてくれる人がいるなら、こういう小型犬が、自分の身のまわりにいるという世界も、いいかなぁ~と、miti さんの画像をみています^^;^^;^^;。(深夜特急)

  
http://www.htv-net.ne.jp/~odaka599/
 



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