職員室通信・600字の教育学

小高進の職員室通信 ①教育コミュニティ編 ②教師の授業修業編 ③日常行事編 ④主任会トピックス編 ⑤あれこれ特集記事編

★プロ教師塾シリーズ「社会教育側から学校教育側への連続的耳学作戦はボディブローのように効いてくる」編

2014-01-14 13:23:59 | 僕のモンマルトル日記

 

茫漠特急
★早朝、耐寒訓練のような気持ちで、こころはろばろ神社裏の木立を歩く
2014
01.14

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★早朝、耐寒訓練のような気持ちで、こころはろばろ神社裏の木立を歩く。

 僕の散歩道は、A=街(中心街・飲み屋街・家の周り)、B=こころはろばろ神社界隈、C=城址公園だが、最近、C=城址公園は行かなくなった。
 城址公園(史跡広場)として整備されて、まだ20年くらいしか経っていない。
 こなれていない湯のようなキシキシ感がある。
 絶え間なく頬や首に擦れ、やがて精神に至る。
 この点、A=街と、B=こころはろばろ神社は、いつでもメルトアウェイできる。
 これはこれで危険なのだが、僕は気に入っている。
 画像は、一昨年の夏、宮司が汗まみれになって切り開いた道。
 突き当たり(画像の奥)まで行けば、もうひとつの風景が見えるはずだが、僕はまだ踏み込んでいない。

★昨日、「日常の事実的現実の中にある楽しさ・苦しみ・悲しみから、原型にどう迫るか?」について、「こういうことも、ああいうことも書きたい……というエネルギーが充満しているところで止めると、そのエネルギーにプラスする新しい、あるいは別種のエネルギーが生まれてくる」……と書いたが、残念ながら今のところ「別種のエネルギー」は生まれていない。
 というか、「止めた」ために、「こういうことも、ああいうことも」ぜんぶ吹っ飛んでしまった。
 ま、「止めた」ことにより、「書いたって、どうせ、つまらないものにしかならないよ」という冷めた判断が、元々のエネルギーを上回ってしまったともいえる。

 不本意だが、きょうはあきらめる。

職員通信 2013/12/10号
★教師修業シリーズ「社会教育側から学校教育側への連続的耳学作戦はボディブローのように効いてくる」編
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★2学年職場体験学習アルバム。昨日、昼休みにスルメを届けてくれた伊藤君の勇姿も発見。

★元南海の野村監督が「野球が幼い」とよく嘆く。
 「打球判断を誤った走塁ミス」
 「無死二塁で右方向に進塁打を打てない」等々……。
 胸に手を当ててみれば、学校にも「教育が幼い」と思われる場面がある。
 たいてい、わたしたち教員が「①絶対にやらなければいけないこと」と「②やってもいいし、やらなくてもいい、どちらかといえばやったほうがいいこと」と「③絶対にやってはいけないこと」の区別がきちんとついていない場面だ。
 たとえば「昼休みに各学年棟、体育館に最低1名の教師が存在する」は「①絶対にやらなければいけないこと」だ。
 「試験監督中、読書する。自分のテストの採点をする」(←本校にこういう教員はいないが)は「③絶対にやってはいけないこと」だ。
 「来客(保護者&業者を含む)を見たら、ご用は何でしょうか?と駆け寄る」は「①絶対にやらなければいけないこと」だ。
 この①と②の③の混同が危機を誘発している。
 「①絶対にやらなければいけない」のに「やらなくてもいい」と幼い判断をして、余計な重荷を背負う格好になっている。

 では、「いい授業をするための準備」や、「その準備の時間を確保すること」はどうか?
 もちろん「①絶対にやらなければいけないこと」だ。
 しかし、これができない。
 学校肥大化によるパンク状態がつづいている。
 (前回も書いたように)歴史的「女工哀史・ああ野麦峠」的状況がつづいているのだ。
 はっきりいうと、今、学校は、「授業がまずいこと」から誘発される危機がいちばん多い。
 心を鬼にして改革を進めなくてはいけない。

★先日、岸裕司氏(秋津コミュニティ顧問)の講座(学校支援ボランティア養成講座)に参加した。
 時間が、平日の10:00~12:00
 教育現場にいて、こういう開発的内容の研修に参加するには、他を捨て、意を決し、思いをよほど強く、それこそ上記の「①絶対にやらなければいけないこと」と思い定めないと実現しない。
 たいていは、他の業務に押しつぶされて、断念せざるをえなくなる。

★今回は、実現した。
 しかも、僕が参加できただけではない。
 乱氏、須藤すこやかみなみネット主任、PTA事務担当、PTA総務委員長、PTA副会長、PTA3学年委員長、PTA監査、PTA広報委員長等々、すこやかみなみネットの仲間といっしょに参加できた。
 小学校PTAの方々も参加したいところだったが、参観日と重なってしまい、今回は見送った。
 僕ら、すこやかみなみネットの実働部隊が、いっしょに勉強できたというところに大きな大きな意味がある。

★会場では、岸裕司氏の講演を、1枚、1枚、カードに書き込みながら聞くことにした。
 カードといっても、ときどき「業者」が「これを生徒に配布してくれ」、「(配布した上で)希望者を学校で取りまとめて送り返してくれ」等と、強引に送りつけてくるチラシだ。
 この裏を活用した。(学校にはこういう「チラシ」が1000000枚以上ある。長期休業が近づくと特に増える。本校では絶対に配布しない。)

 あとから文章をまとめるとき、岸氏の講演内容を組み替えるとき、ノートだと転記しなければならないが、カードだとそのまま操作できるという利点がある。

◆岸氏の話はこれまでも聞いたことがあるし、氏の著作も読んでいる。
 そのうえで、今回、自分にとって「発見だ(☆記号)」と思ったこと、「すこやかみなみネットと同じ思想だ(◎記号)と思ったこと、「違和感を覚えたこと(△記号)」の一部を、そのカードからコピーする。

◎自らの楽しみとして、また子どもの親も子どもがいない大人も同じように、子どもの教育に携わることができる環境づくり。(思想は同じだ。ただ「楽しみとして」の域には、僕はまだ到達できていない。これは、◎ではなく☆記号をつけるべきかもしれない。)

◎学校・家庭・地域が連携・融合することにより、地域全体の教育力が向上する。

◎学校とボランティアとが実践を積みかさねていくと、それがプログラムバンクになる。

☆いちばん弱い立場の人が、この町が楽しいといえる町づくり。(僕らのやっていることは要するにこういうことなのだが、こうして言い切るということが大切だ。僕らに欠けているところだ。)

☆学校の空き教室を公民館のように使うことは、公民館とは異なり、子縁がひろがっていく。(すこやかみなみネットでは公民館を学校のように使って「子縁」をひろげているが、「空き教室」活用の思想はまだ未熟だ。)

◎わたし(岸)は有償ボランティアは念頭に置いていない。

☆秋津校区は、夜、学校への電話がかからない。町内会長など、地域が果たすべき役割をきちんと果たせるようになったからだ。(同じ理念でやっているが、まだ、こう言い切れる状態ではない。)

◎「お知らせ」は地域全戸配付が基本。「知らせる」ということが重要。(すこやかみなみネットは、全戸巡覧のシステムはできているが、全戸配付のシステムはない。ただ、「全戸巡覧」ができれば「全戸配付」も可能だ。これは「全戸巡覧」、これは「全戸配付」という区別をつけるといいのかもしれない。)

◎課題を把握し、対策を検討していくシステムづくり。

◎秋津コミュニティー運営費、約20万。バザーや秋津ッ子バザーの収入。(すこやかみなみネットも同じ。)

△参会者の「他校(の教員)に広まらないのは?」という質問に対して、岸氏の回答「耳学ではダメ。学社融合のよさは実際に体験しないとわからない」(僕は「耳学」作戦も有効だと考えている。社会教育側から学校教育側への「連続的耳学作戦」はボディブローのようにジワジワ効いてくる。)

☆習志野市では秋津小学校を希望する教員が増えている。(minami小&MINAMI中はどうかな?)

△参会者の「秋津の取組が隣の小学校に転移しないのは?」という質問に対して「わたしたちは自分のほうから転移させるつもりはない。むしろ、習志野市から独立したいと思っているくらいだ」(岸裕司氏の講演から、以上)


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