職員室通信・600字の教育学

小高進の職員室通信 ①教育コミュニティ編 ②教師の授業修業編 ③日常行事編 ④主任会トピックス編 ⑤あれこれ特集記事編

自分の生き方の問題として、どれくらい教育を考えてきたのか?と自問すると、頭が真っ白になってしまいます

2006-10-19 07:12:45 | Weblog

 2006 教師と人生 



■現政権の教育政策に関連するデータを集めようと、手元にある新聞(朝日&讀賣)を読んでいたら、その前者の社説「学力の底上げをめざせ~教育再生~」が、本筋を見据えた論調で、教育現場にある者として、たいへん心強く思いました(*^_^*)。

 授業についていけない子どもは、学ぶ意欲を失う。教室を捨てて非行に走り、投げやりになりがちだ。そうした子どもにいくら規範意識を説いても、聞く耳を持つまい。

 先生の話を聞き、教科書を読む。そうした日々の授業こそが、学力を高め、規範意識を育てる何よりの場である。

 まずは、どんな子にも学ぶ意欲を持たせるようにすることが大切だ。そのためには、少なくとも、これまで以上にきめ細かな指導が必要だ。



■本校の経営の重点№1は〈知的で楽しい授業を創る基礎・基本の修業 ~プロ教師への道~〉です。

 知的で楽しい授業をすることによって、ひとり残らず、すべての生徒に学力を保証する。
 知的で楽しい授業をすることによっていじめも不登校も非行も解決する。
 こう言い切れるプロ教師をめざして、基礎・基本の修業を徹底しようということです。

 知的で楽しい授業を追究する過程において、人格と学力の統合をめざしています。
 ですから、社説の「日々の授業こそが、学力を高め、規範意識を育てる何よりの場である」という箇所を読み、わが意を得たりという気持ちになりました。
 たまには朝日もいいですね^^;。



■高校3年の頃、大学で何を専攻するか、哲学か? 文学か? 教育学か?……で、ずいぶん悩みました。
 宗教学も選択の1つに入っていたと思います。

 毎日、毎日、逆立ちするほど苦しみ、結論として……、哲学はあまりに純粋で、そのさびしさに長期間、耐えられそうにないし、文学は趣味でいいし……ということで、ま、哲学の「さびしさ」を反転させ(>_<)、なんでも屋さんの教育学を選びました。
 この選択に悔いはありません。
 もう一度、生まれ直すとしても、迷わず教育学を選びます。

 ただ、これまでのわたしは、(1)教育という仕事に、自分の人生がある……というレベルでやってきたのではないでしょうか?
 前段で、えらそうに「学力と人格の統合」等と言っていますが、(2)自分の生き方の問題として、どれくらい教育を考えてきたか?……と自問すると、頭が真っ白になってしまいます。

 すこやかみなみネットへの挑戦は、上記の(1)か(2)か?
 あるいは、「意地」は、(1)に含まれるのか? いや、(2)に含まれるのか?

 ああ、日暮れて道遠し……の心境。

[2006年10月19日(木)]


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