職員室通信・600字の教育学

小高進の職員室通信 ①教育コミュニティ編 ②教師の授業修業編 ③日常行事編 ④主任会トピックス編 ⑤あれこれ特集記事編

開かれた孤独空間に新照明! 僕は故障のままでいいと思っていたが、パートナーが猛反対、新照明をセット

2011-04-07 11:42:59 | Weblog

 

2011
04.07
授業開きに自己紹介厳禁。教科担任の奮闘努力を祈る


★先月(3月)、僕のeduブログ(明治図書提供)が「卒業式・式辞」で沸騰している……という話をしたことがある。
 この「沸騰」騒ぎも、残念ながら、卒業式シーズン終了とともに(ま、毎度のことだけれど)収まり、現在は、ぺんぺん草が生える、閑寂状態に陥っていた。
ところが、昨日、めずらしく賑わっている。
 どうしたのだろう?
 今度は「入学式・式辞」か?
 と、ログイン→アクセス詳細→リンク元URL――(何という検索語で、どの検索エンジンから至ったかがわかる。eduブログのアクセスチェックは簡易システムなので、この程度しかわからない――で調べると、僕の予想「入学式・式辞」は、大きくはずれ、正解は「授業開き」だった。
 にわかには信じがたく、念のために「授業開き」で検索すると、うれしいことに、yahooでも、Googleでも、5000000件中2位で僕のブログがヒットする(……と、ひとりで喜んでいる。)

 せっかくだから、ヒット記事を再アップする。

★04/05の日程は、午前中、職員会議、校内研修、午後、学年部会。
 職員会議は、各校務分掌(総務・教務・研修・生徒指導・保健)の活動計画、各領域部会(道徳・特別活動等……)の指導計画の発表。
 
 僕の発表内容は、「学校20XXマニフェスト」他、次の4点。

(1)学校20XXの服務規定。
 「服務規定」は、各校務分掌から出される諸規定を含めて、危機管理をシステム化したものだ。
 最近、ここで、いつも述べている「〈危機管理90%・教育哲学10%〉の世界から〈危機管理40%・教育哲学60%〉の世界に脱出できるかどうかは、「服務規定」の質にかかっている。
 だから、「校長の承認」「校長への報告」から、「会計管理」「職務に応じた視点で行う毎日の校舎内外の巡回の仕方」まで、「そこまでいうか」と思われるくらい、具体的な、コマゴマとした話。
 詳細は、いずれ、「学校20XXマニフェスト」も含めて、「新・職員室通信」に。

 なにが「新」か?
 これまで、わたしの念頭には「まず、職員室通信……」という気持ちがあった。
 しかし、今年度は「ミネルバのフクロウは夕暮れ時に飛びたつ=夕方になると、きょう1日の失敗を反省し、わたしたちは少し賢くなっている。その知恵を、フクロウに集めさせる」式に発行しようと思っている^^;)。
 だから、発想が、これまでとまったく異なる。

(2)学社連携に関する教職員の基礎。
 「来校者への対応」「名刺の用意」「おじぎの角度」等々、これも「そこまでいうか」と思われるくらい、具体的な、コマゴマとした話。
 同じく詳細は「新・職員室通信」に(*^_^*)。

(3)黄金の3日間を支える思想。
 学校の最初の3日間のことを「黄金の3日間」という。
 この3日間が1年間を左右する。
 学校20XXの「授業力向上の5原則」と(これに対応させた、子どもたち自らの努力の観点)「学力向上の5原則」は、学年経営、学級経営、教科経営、生徒会委員会活動、部活動など、すべての教育活動に通用する技術、方法、そして「思想」であると思う。
 「黄金の3日間」を迎えるにあたり、再度、見直して、新しい生徒に臨もう。

(4)授業開きにはプロ教師として教科の魂を。
 学級担任だった頃、帰りの会で「1時間目はなにをしましたか?」とたずねると「自己紹介をしました」と返ってきた。
 「2時間目は?」「自己紹介!」
 「3時間目は?」「自己紹介!」
 学級日誌には、1時間目~6時間目まで「自己紹介」の文字が並んでいた。……
 これでは子どもたちの意欲はそがれてしまう。
 最初から学級がボロボロになってしまう。
 学級開きにしても、教科開きにしても、50分という教育活動には、指導者が1分1秒を強く意識しつつ、適度なテンポと、リズムと、読む・書く・聞く・話すのバランスとを創出する、ギリギリの努力が必要だ。

 本校に以前「卒業生を送る会」という行事があった。
 ずっと不評だった。
 それで、ある年の教育課程編成会議では、来年度から取りやめということになった。
 しかし、最後となる3月の「送る会」は、意外なことに、皮肉なことに、たいへん好評だった。
 僕も感動した。
 これだとやめることはないのにと思った。
 僕たちが、不評の原因を克服し、50分以内という時間を強く意識し、内容を吟味し、テンポとリズムに配慮したからだと思う。
 子どもたちが「こんなに頭とからだを使った50分間はない」と感じる学級開き・授業開きを。
 特に「授業開き」については、「教科の魂」を子どもたちにぶっつけてほしい。
 通常だと、(たとえば数学だと)「数学っておもしろいィィ~」と子どもが思う瞬間を1、2度設定すればいいが、授業開きでは3回ほしい。
 教科担任の奮闘努力を祈る。
 僕の心配が杞憂にすぎないことを願う。

 自己紹介、厳禁。(再アップ記事以上)

★画像=開かれた孤独空間に新照明!(*^_^*)。
 リビングダイニングキッチン(LDK)で、キッチンは造り付けカップボード&カウンターで仕切られている。
 元々はキッチンエリア、ダイニングエリア、リビングエリア、それぞれに照明があったのだが、リビングエリアの照明が、ずっと以前に故障。
 僕は暗がりが好きだから、故障のままでいいと思っていたが、パートナーが猛反対。
 負けて、画像のような照明をセット。
 ま、デザインが部屋の色調にマッチしているのかもしれない(^_-)。


★関連記事
そういう「いい学校」は、市内のどことどこだ?と思われるかもしれないので、念のために断っておくが……
僕はいつも、「スライダーをねらっていこう」というような指示を出しているチームはダメだ……という南海の野村監督のことばを引いて
「入学期」「新入生」という概念と存在を生かす学校経営・2学年経営・3学年経営を

  公式ホームページへ


  WEB無人駅線ページへ



最新の画像もっと見る

コメントを投稿