職員室通信・600字の教育学

小高進の職員室通信 ①教育コミュニティ編 ②教師の授業修業編 ③日常行事編 ④主任会トピックス編 ⑤あれこれ特集記事編

授業開きは「教科の魂」を子どもたちにぶっつける。「数学っておもしろいィ~」と思う瞬間が3回ほしい

2011-04-10 04:30:10 | Weblog

 

2011
04.07
授業開きは「教科の魂」を子どもたちにぶっつける


★先月(3月)、僕のeduブログ(明治図書提供)が「卒業式・式辞」で沸騰している……という話をしたことがある。
 この「沸騰」騒ぎも、残念ながら、卒業式シーズン終了とともに(ま、毎度のことだけれど)収まった。
 その後は、ぺんぺん草が生える、閑寂状態に陥っていた。
ところが、昨日、めずらしく賑わっている。
 どうしたのだろう?
 今度は「入学式・式辞」か?
 と、ログイン→アクセス詳細→リンク元URL――(何という検索語で、どの検索エンジンから至ったかがわかる。eduブログのアクセスチェックは簡易システムなので、この程度しかわからない――で調べると、僕の予想「入学式・式辞」ははずれ、正解は「授業開き」だった。
 にわかには信じがたく、念のために「授業開き」で検索すると、うれしいことに、yahooでも、Googleでも、5000000件中2位で僕のブログがヒットする(……と、ひとりで喜んでいる。)

 せっかくだ。
 ひとりで喜んでいるのもさびしいので、ヒット記事を再アップする。

★04/05の日程は、午前中、職員会議、校内研修、午後、学年部会。
 職員会議は、各校務分掌(総務・教務・研修・生徒指導・保健)の活動計画、各領域部会(道徳・特別活動等……)の指導計画の発表。
 
 僕の発表内容は、「学校20XXマニフェスト」他、次の4点。

(1)学校20XXの服務規定。
 「服務規定」は、各校務分掌から出される諸規定を含めて、危機管理をシステム化したものだ。
 最近、ここで、いつも述べている「〈危機管理90%・教育哲学10%〉の世界から〈危機管理40%・教育哲学60%〉の世界に脱出できるかどうかは、「服務規定」の質にかかっている。
 だから、「校長の承認」「校長への報告」から、「会計管理」「職務に応じた視点で行う毎日の校舎内外の巡回の仕方」まで、「そこまでいうか」と思われるくらい、具体的な、コマゴマとした話。
 詳細は、いずれ、「学校20XXマニフェスト」も含めて、「新・職員室通信」に。

 なにが「新」か?
 これまで、わたしの念頭には「まず、職員室通信……」という気持ちがあった。
 しかし、今年度は「ミネルバのフクロウは夕暮れ時に飛びたつ=夕方になると、きょう1日の失敗を反省し、わたしたちは少し賢くなっている。その知恵を、フクロウに集めさせる」式に発行しようと思っている^^;)。
 だから、発想が、これまでとまったく異なる。

(2)学社連携に関する教職員の基礎。
 「来校者への対応」「名刺の用意」「おじぎの角度」等々、これも「そこまでいうか」と思われるくらい、具体的な、コマゴマとした話。
 同じく詳細は「新・職員室通信」に(*^_^*)。

(3)黄金の3日間を支える思想。
 学校の最初の3日間のことを「黄金の3日間」という。
 この3日間が1年間を左右する。
 学校20XXの「授業力向上の5原則」と(これに対応させた、子どもたち自らの努力の観点)「学力向上の5原則」は、学年経営、学級経営、教科経営、生徒会委員会活動、部活動など、すべての教育活動に通用する技術、方法、そして「思想」であると思う。
 「黄金の3日間」を迎えるにあたり、再度、見直して、新しい生徒に臨もう。

(4)授業開きにはプロ教師として教科の魂を。
 学級担任だった頃、帰りの会で「1時間目はなにをしましたか?」とたずねると「自己紹介をしました」と返ってきた。
 「2時間目は?」「自己紹介!」
 「3時間目は?」「自己紹介!」
 学級日誌には、1時間目~6時間目まで「自己紹介」の文字が並んでいた。……
 これでは子どもたちの意欲はそがれてしまう。
 最初から学級がボロボロになってしまう。
 学級開きにしても、教科開きにしても、50分という教育活動には、指導者が1分1秒を強く意識しつつ、適度なテンポと、リズムと、読む・書く・聞く・話すのバランスとを創出する、ギリギリの努力が必要だ。

 本校に以前「卒業生を送る会」という行事があった。
 ずっと不評だった。
 それで、ある年の教育課程編成会議では、来年度から取りやめということになった。
 しかし、最後となる3月の「送る会」は、意外なことに、皮肉なことに、たいへん好評だった。
 僕も感動した。
 これだとやめることはないのにと思った。
 僕たちが、不評の原因を克服し、50分以内という時間を強く意識し、内容を吟味し、テンポとリズムに配慮したからだと思う。
 子どもたちが「こんなに頭とからだを使った50分間はない」と感じる学級開き・授業開きを。
 特に「授業開き」については、「教科の魂」を子どもたちにぶっつけてほしい。
 通常だと、(たとえば数学だと)「数学っておもしろいィィ~」と子どもが思う瞬間を1、2度設定すればいいが、授業開きでは3回ほしい。
 教科担任の奮闘努力を祈る。
 僕の心配が杞憂にすぎないことを願う。

 自己紹介、厳禁。(再アップ記事以上)

★画像=開かれた孤独空間に新照明!(*^_^*)。
 リビングダイニングキッチン(LDK)で、キッチンは造り付けカップボード&カウンターで仕切られている。
 元々はキッチンエリア、ダイニングエリア、リビングエリア、それぞれに照明があったのだが、リビングエリアの照明が、ずっと以前に故障した。
 僕は暗がりが好きだから、故障のままでいいと思っていた。
 しかし、パートナーが猛反対。
 負けて、画像のような照明をセット。
 ま、デザインが部屋の色調にマッチしているのかもしれない(^_-)。




★選挙管理委員会から投票所入場券が届いた。
 「ここからゆっくりとはがしてください。〈1〉」を開けて、一瞬――いや、僕の内の混乱は、「一瞬」よりもう少し長い時間だった――あれれッ?
 市議選投票日(24日)用はあるが、県議選投票日(10日)用がないぃぃィ~。
 ああ、そうか、ここは被災地だから、特例で市議選投票日と県議選投票日が共に24日になるのか?
 しかし、そんな話は聞いていないし……と困惑。
 よく見ると、よくよく見ると(画像参照)、入場券の項目内容を示す「投票日時」の文字に重なって――ドンピシャ、まともに重なって――「4月10日」と印刷されている。

★やることが、あまりにもなさけない。

 担当部局は、たぶん「東日本大震災で津波被害を受け、県議選や市議選の準備を中断して、職員総出で避難所運営などにあたらざるをえなかった」とか「先月22日に県議選を予定通りに行うことが決まり、大至急、大あわてで準備を再開した」とかいいわけをするかもしれないが――「なさけなさ」が2倍になるので、ま、その弁解はないと思うが――僕がいつも接している中学生でも、こんなことはやらない。
 トップ(責任者)が「諒」としたから発送され、僕のところに届いたのだろう。
 トップの判断力といい、作業過程のチェック体制といい……これくらいデタラメな話はない。

 以前、正月に(たしか1/1~4)断水したことがある。
 給水所から高齢の女性が小さなバケツ――大きいモノは持てない――を提げて寒空をトボトボと歩いている、その後ろ姿を見ながら、市の対応はこれでいいのか? 市長は何をしているのか?と、ホンマ、「疎開」したくなったことがある。

 今回の「投票所入場券のデタラメ発送」は、このとき以上になさけない、こういう人たちでは市はやっていけない……。
 増鏡の老婆ではないが「この八戸市の衰ふるはじめはこれよりなるべし」の声が聞こえる。



★ここ、10数年、酷使した愛機・送信機の話。
 ある日、突然、パワーが出なくなった。
 通常の3分の1程度。
 あちこち、いじくってみたが、僕の腕ではどうにもならない。
 で、修理に出した。
 「どのくらいかかりますか?(期間と値段)」
 「2週間くらいで」
 「もし修理に何万円もかかるようだったら連絡、頼みます」
 「了解です」
 しかし、1ヵ月近くたっても、ウンともスンともいって来ない。
 依頼したのが東日本大震災の前だった。
 だから、移送中のトラックの中で被災したのか? あるいは、依頼先(東京都目黒区)の作業台で被災したのか?……と心配したのだ。

 それが、昨日、ピッカピッカになって戻ってきた(^_^)v。

 〈修理報告書(保証書)〉
・RFユニット及びIFユニット送信ライン再調整
・ローカルユニット基準発信調整用トリマ交換・
・基準発信再調整
・送受信点検調整
 〈交換部品〉
・トリマコンデンサー(部品単価200円)
 ――正常な使用で、修理後3ヵ月以内の同一箇所の故障については、再度の修理代を控除いたします。当社製品をご愛用いただき誠にありがとうございます。この修理は○○が担当させていただきました。

 さっそくアンテナ&アースを接続し、テスト送信すると、弱々しかったパワー計の針が、力強く、基準点を超えようとする勢いで振れた。
 7メガでCQを出していた横浜の局、つづいて小樽の局と(テスト)交信する。
 絶好調!
 ○○さん、ありがとう!

★僕には「快適な生活の条件」という規準がある^^;。
 ときどき条件の中味は「更新」しているのだが、その「条件」のひとつに「アマチュア無線」があったはずだ……送信機がピッカピッカになって戻ってきたのを機会にチェックしてみたい……と、「快適な生活」という語で、僕のブログ内に向かって検索をかけた。
 1年半くらい前の「条件」がピックアップされてきた。

〈2009年12月17日(木)版〉

(1)古書店DAKAの静謐なスペース
(2)コンパクトな音響システム(インターネットラジオとPCスピーカー)
(3)自分の存在のカタチとの同一性を追究するHP
(4)大阪の路地のお好み焼き屋との同一性に迫る鉄板
(5)ストレスのない散歩道(これまでの「居心地のよい書店&喫茶店」「西に向かってたたずめる公園」「開かれた孤独が味わえる商店街」「哲学ができる運河」「便利な市場」等はすべて、この項目に含まれる。)
(6)無人駅の旅
(7)アマチュア無線(7メガ帯と144メガ帯)――(2009年12月版、以上)

★「アマチュア無線(7メガ帯と144メガ帯)」という内容自体は、これからも変わりはないが、僕とアマチュア無線との関係は少し見直してみたいと思っている。
 ひとつ見直すと、他の項目にも影響する。
 どれかひとつのネジを締めたら、他も締め直さなければいけないのと同じ。


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