★仕事柄、中学校のHP、特に、その中のコンテンツのひとつ、「学校ブログ」をチェックすることが多い。 これはある中学校のブログの日ごとのテーマだ。 ここ3週間分を列挙してみると―― 〈最新から過去へ〉 ・「第1回全校一斉コンテスト~漢字~」 ・「1学年生活向上プロジェクト」 ・「春季大会」 ・「生徒総会」 ・「被災地へ~ボランティア委員会~」 ・「授業参観日&PTA総会」 ・「参観授業一覧」 ・「眼科検診」 ・「朝読書」 ・「月曜テスト~2学年~」 ・「学年朝会~1学年~」 ・「3学年委員会新聞『○○○○』」 ・「1学年宿泊学習~1日目~」 ・「給食再開」 ・「授業オリエンテーション」 ★同じようなことをやっている人間として、粗く、アトランダムに感想を述べる。 (1)経験的に、これ、ホンマ、シンドイ。 そのシンドイことをよくやっている。 担当者は1人のようだ。 敬意を表する。 (2)(記事内容を紹介していないので、記事を見ていない人にはわからないと思うが)対象が保護者にせよ、地域の人びとにせよ、教育関係者にせよ、プロ教師が書く記事としてはツッコミが足りない。 同業者として遠慮なくいわせてもらえば、この担当者は、ひょっとすると、継続して発行する「学級通信」とか「学年通信」とか「生徒指導通信」とかの経験が不足しているのかもしれない。 (3)記事のひとつ「参観授業一覧」はヒットだ。 授業内容も紹介している。 僕はこれはやったことがない。 ドキッとした(^_^)v。 授業者2、3人の意気込み(コメント)でも紹介すれば、もっとよかった。 (4)最後にいちばん言いたいことをいう。 学校は「授業」で出来ている。 なのに、この学校ブログは授業はほとんど取りあげていない。 「授業」を、もっともっと取りあげてほしい。 これはこの学校だけの問題ではない。 他校にもいえる。 日本の学校の課題だ。 この課題がクリアーできるようになると、日本の教育は確実に変わる。 ただ、「授業」をどう取りあげるか? これはむずかしい。 「学力」の測定に似ている。 学力を直接的に測定することはできない。 だから、テストを工夫して間接的に測定している。 「授業」をブログで取り扱おうとすると、これに似た工夫が必要だ。 後日、未熟な僕の方法を紹介したい。 ★こうして某中学校のブログのことを書いていたら、わが畏友・乱氏の学校ブログを思い出した。 学校部活動の1つ、総合文化部の生徒が学校ブログを担当している。 部員は各学年にいるからどの学年の活動も取材が可能である。 最後に顧問が監修してアップ。 即ち、本日、紹介している某中学校のブログ内容だったら、90%は生徒でもやれるということだ。 ★ならば、プロ教師が学校ブログをやるとすれば……ということになる。 くりかえし、かつ、我田引水になるが、 (1)「生徒総会」「眼科検診」「朝読書」等を取りあげるとき、対象である保護者、あるいは地域の人々、教職関係者を強く意識した、プロとしてのツッコミ、具体的にいえば、成果や課題が共有できる情報の発信、さらにいえば、今後の連携・融合のための情報の発信が必要だ。 (2)そして、日々の授業を取材対象とすること。 今後、このテーマで、僕の未熟な体験、さらに他校の例も含めて、ひきつづき、紹介していくつもりだ。 ★画像=教師の授業修業(模擬授業)の光景。 ★関連記事 ・佐藤T「ヘソをこちらに向けてください。きょうは、ある時代について学習します。その時代に興味をもってほしいので、資料をもってきました。黙って見てください。これです。まだ、声を出してはいけません。松代さん、見えますか?」 ★公式ホームページへ ★WEB無人駅線ページへ |
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