職員室通信・600字の教育学

小高進の職員室通信 ①教育コミュニティ編 ②教師の授業修業編 ③日常行事編 ④主任会トピックス編 ⑤あれこれ特集記事編

もう少し、レコーダを起こしたいが、疲れてしまったので(←さっきから何度もコックリコックリ)、授業の

2008-05-08 22:57:32 | Weblog
      
      
      
★きょうも図書室の片隅から。何日も何日も、ここにとじこもって読めたらいいなと思うと同時に、保護者&地域の方々にも開放したいと思った。

「わたしの体重は、日々、微減・微増はあるけれども、平均すると、ほとんど変わっていません。
 ただ、感覚としては、徐々に、徐々に、重くなっていくぅ~と、感じています。(^_
^;)
 もう少し「肉体」を使う仕事を……と思いながら、あるいは、「若葉雨」っていいことばだなぁ~、若葉雨のなかを傘をさして、テクテクと、いつまでもいつまでも、歩きつづけたいなぁ~……と思いながら、結局は、デスクワークに追われる毎日です。(^_-)

 きょうから、学校は、放課後、(1)教育相談 (2)基礎学力保証学習 (3)部活動……と3本立てになります。
 教職員が、面談箇所、基礎学力保証教室、部活動と、散らばる格好になるので、わたしもテクテク、テクテク、校舎内・体育館・グランドと歩き回るつもりです。

    

 それから、きょう、学校通信「すこやかみなみネット通信・5月号」がでました。
 創刊以来、ずっと、A4版はめこみ式12ページだったものを、今月号から、奮発して「総合文化部・みなみ中ブログより」を加え、16ページとなりました。
 内容的にも、印刷技術的にも、まだまだ課題が多いのですが、工夫を積み重ねて、よい通信にしていきますので、読者のみなさま、今後を期待してください。

◆午後、歯科検診。
 お忙しいなか、時間を割いて、ご来校くださった、渋田先生、岩崎先生、池谷先生、り、ほんとうにありがとうございました。
 先生方のお話。
(1)受診態度がいい。静かだったし、礼儀正しい。検診していてまったく疲れなかった。
(2)虫歯は少なくなっている。しかし、歯肉炎が多い。歯肉炎は自分で治せる。磨いているつもりでも、磨けていない場所があるのだろう。そういうところに注意して磨いてほしい……等々。

    
    

◆昨日の模擬授業大会から、佐藤公一Tの授業を紹介する。

    

佐藤T「ヘソをこちらに向けてください。きょうは、ある時代について学習します。ある時代について学習します。その時代に興味をもってほしいので、資料をもってきました。
 黙って見てください。
 これです。
 まだ、声を出してはいけません。松代さん、見えますか?」
生徒1「はい、見えます」
佐藤T「では、みんなで、わたしが指したところを読みましょう。
 『まゆ毛はうすい』 はい」
生徒全「まゆ毛はうすい」
佐藤T「『目は細く一重』 はい」
生徒全「目は細く一重」
佐藤T「鼻は長い」
生徒全「鼻は長い」
佐藤T「耳たぶは小さい」
生徒全「耳たぶは小さい」
佐藤T「あごは細い」
生徒全「あごは細い」
佐藤T「自分のことだと思う人?」
生徒1(何人か挙手)
佐藤T「ああ、中嶋さん……
 これは、ある時代の人物です。それでは、みなさん、エンピツをもって、これは何時代の人物か? ノートに書いて、書き終わったら、姿勢を正して待ちましょう。時間は1分。はじめ。」
生徒1「日本の時代ですか?」
佐藤T「いい質問ですね。はい、付け加えます。日本の時代です。」
(生徒役Tから「追加指示」という声があがる)
佐藤T「あと30秒」
佐藤T「はい、それでは、全員、手をおろしてください。
 はい、中嶋さん、自信がありますか?」
生徒1「あります」
佐藤T「時代名を答えてください。」
生徒1「弥生時代だと思います」
佐藤T「弥生時代。弥生時代と書いた人。」
生徒多 挙手
佐藤T「11名。正解です。拍手!
 そのほか、自分はこうだと思った人、いますか? はい、松代さん」
生徒1「はい、江戸時代と書きました。」
佐藤T「なぜ、江戸時代と思いましたか?」
生徒1「武士っぽい」
佐藤T「ああ、なかなかユニークな考えです。そのほか、ありますか? ないですか……、はい、これは弥生時代です。

    

 では、2番目のクイズです。これは弥生時代のある遺跡から出土したもののレプリカです。これは、巴型銅器というんですが、弥生時代の遺跡から出土しました。
 これは人物が身につけたと思うんですけど、何のために使用したと思いますから?
 はい、時代の下に、書いてください。時間は、1分。では、どうぞ」

      

佐藤T「あと30秒。」
生徒1「実物大なんですか?」
佐藤T「はい、終了です。久慈さん。」
生徒1「魔よけだと思いました。」
佐藤T「魔よけ。はい、魔よけと書いた人? 5人。はい、手をおろしてください。魔よけが正解です。
 他に書いた人? 西塚さん。」
生徒1「オシャレだと思います。」
佐藤T「オシャレと書いた人?」
生徒1(挙手)
佐藤T「その他? 中嶋さん。」
生徒1「身分をあらわすものと思います。」
佐藤T「身分をあらわすものね。その他、ありませんか?
 でも、ほんとうにこれが魔よけをあらわすものかはわからないので、ま、魔よけに使ったのではないかといわれているので、もしかしたら、オシャレかもしれないし、身分をあらわしたのかもしれません。
 それでは、きょうの弥生時代について勉強を本格的に始めますが、小学校で勉強したことを確認するために、実は、これは小学校の教科書ですが、開いてください。
 小学校の教科書には、巴型の銅器がついています。
 それでは、教科書を音読します。教科書をもってください。
 『むらからくにへ』から『王とよばれる人があらわれました』まで、元気よく読みましょう。
 わたしが『むらからくにへ はい』といったらはじめてください。『むらからくにへ』はい。」
生徒全(一斉音読)
佐藤T「はい、教科書を置いてください。
 それでは、ノートに小学校で学習した弥生時代の様子を短い文章で書ける分、書き出してください。」
生徒1「この教科書をまとめるということですか?」
佐藤T「はい、そうです。それから、あと、教科書以外で知っていることも書いてかまいません。弥生時代の内容を、どんどん、まとめてみてください。時間は3分です。はじめ」(この時点、8分55秒経過)→(作業途中で10分間のアラームが鳴る)

◆授業者・佐藤Tから(ほんとうはこれはプログラムにないが……)
 このあと、グループでまとめて、発表し、小学校で習った内容を確認し、そのうえに中学校で学習分を追加していくという計画。
 本当は、小学校の教科書なしで「弥生時代について知っていること」とやるが、先生方は忘れてしまっていると思って、教科書を持ち込んだ。

◆指定発言者から。

(1)長い課題は、板書するほうがいい。
(2)教師の説明がはじまるとき、まだ鉛筆をもって作業をしている生徒がいた。確認しなければいけない。
(3)発問のなかで、よくわからないもの、あいまいなものがあった。たとえば、「短い文章で……」というより、「箇条書きで、1つは、2つは……と書きなさい」と、はっきり指示すべきだ。
(4)最初の課題「何時代?」の1分間は長い。次の課題「何のために使用したか?」は1分間では短い。

◆生徒役から。
(1)資料が興味深かった。
(2)歴史が苦手の生徒にとっては、課題がむずかしい。選択問題もあってよい。

◆わたしの授業批評
(1)課題を提示するとき、「黙ってみて」や「まだ声に出さないで」は、有効で適切だ。
(2)短い音読のさせ方が上手だ。修業のたまものだ。
(3)追加指示があったが、やはり、全員に作業をやめさせてから指示すべきだ。
(4)課題に対して、全員にノートに答えをかかせながら、1人を指名し、その発表に対して、いきなり「はい、正解です」とやったのは、わたしは納得できない。やはり「中嶋さんと同じ人? はい、○人ですね。違う意見の人? はい、○○さん」と展開していくべきだ。
(5)教科書を読ませるとき、教科書の位置が低いので、音読の姿勢が悪くなっている。背筋をのばし、顔を正面に向けて読める位置に教科書をもたせると、発声しやすい。
(6)最後の課題の「文章」は、正しくは「文」だ。
 指定発言者からも指摘があったが、わたしだったら「五つ書きなさい」と指示する。
 また、自分が知っている内容を書く作業と、教科書をまとめる作業とが混在しているので、作業内容が不鮮明になった。ここは、完全に失敗。



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