WALKER’S 

歩く男の日日

今昔物語

2007-12-12 | 演奏会
 ちょっと気になったので昔の録音を引っ張り出してきました。90年のカルミナブラーナと83年の祝典序曲です。折にふれ聴いていたのですが、2日前の音と比べてみると、全然違うことがはっきり分かります。もう笑うしかない、というような演奏です。全部のパートがかみついてくるのですよ。出番があったら、フォルテがあったら思い切り自分を主張する、ほかのパートに負けてられない、ここで吹かずしていつ吹くのだという勢いが全曲を通して満ち満ちている。それでいて、リズム、音程、バランスも完璧に合わしてくる。2700総ての聴衆の心にぐさぐさ突き刺さってくるおっそろしい音楽だ。そして愉悦の極地を味わわせてくれる音楽でもある。
この記事についてブログを書く
« 12月10日(月) 近畿大... | トップ | 京阪森小路 »