WALKER’S 

歩く男の日日

3月19日(水) 近畿大学吹奏楽部 第32回ポップスコンサート

2008-03-21 | 演奏会
1部 ステージマーチングショー
    ロシアのクリスマス音楽
    組曲「惑星」より火星
    トゥモロー・イズ・マイ・ダンシング・デイ
    ユー・レイズ・ミー・アップ
    マスク・オブ・ゾロ

2部 オーパス・ワン
    イン・ア・メロウ・トーン
    トランペット吹きの休日
    12番街のラグ
    この素晴らしき世界
    ワン・オクロック・ジャンプ
    イーブニング・カーム
    バンプ・ジャンプ・シャッフル
    ディズニーメドレー
    ジャズドラムスと吹奏楽のための協奏曲
アンコール  シング・シング・シング
         タイム・トゥ・セイ・グッバイ

 MALTAの演奏はテレビで何度か聞いたことがあるけど、そのたびに違うと思っていました。電波では彼の音楽の半分も伝えられない。今回初めて生で聞いて、全くその通り、いや、それ以上であることを確かめることができました。11月ホールの隅々まで彼の音楽で満たされました。ぼくの体の中のいやなもの汚いものが総て洗い流されていくようでした。そして、自然に体がリズムに合わせて動いていました。そこには音楽以外の何物も存在しなかった。これこそが本物の音楽、トッププロの音楽というものです。
 そしてもう一人のトッププロ、猪俣猛のドラム。彼の演奏は25年前からこの演奏会で聞いているのですが、そのたびに喜びと敬服の思いで満たされます。ドラムだけを見つめドラムだけを聞いている。ピアノでもピアニシモでも彼の音は明確に聞こえてくる。全然メロディを邪魔していないのに明確に自分を主張している。その心地よさといったらない。トランペット吹きの休日での演奏はぼくが今まで聞いたことのない愉悦に満ちた演奏でした。あんなに完璧な明確な心地の良い裏打ちは聞いたことがない。裏打ちだけで人を幸せにすることができる、50年以上トップに君臨し続けている先駆者だからこそ可能な神業なのでしょう。