万国時事周覧

世界中で起こっている様々な出来事について、政治学および統治学を研究する学者の視点から、寸評を書いています。

定額給付金―止める勇気

2008年11月14日 19時05分03秒 | 日本政治
衆院解散、年度内は困難に(読売新聞) - goo ニュース
 景気刺激策として実施される定額給付金政策の評判は、世論調査を見ましても、あまり芳しくないようです。不評の理由は一つではなく、様々なレベルからの不満が見られます。

1.三年後の消費税率10%とセットになっていること(どう考えても、プラス・マイナスは、マイナス・・・)。
2.地域振興券の例に鑑みても、効果が期待薄であること。
3.支給方法によっては、大混乱が予測されること。
4.自治体の事務負担が膨大であること。
5.財政状況が、さらに悪化すること。

 ・・・などを挙げることできます。政府は、第二次補正予算案を早期に成立させる以降のようですが、国民の多数が支持していない政策を、無理に押し進める必要はないのではないでしょうか。政治家には、ぜひ、止める勇気を持っていただきたいと思うのです。

 よろしければ、クリックをお願い申し上げます。

にほんブログ村 政治ブログへ
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする