価値に適うか否か

近所のスーパーで『推しの子』のビックリマンが投げ売りされていたが、ビックリマンを
買う層と、推しの子のファン層には絶望的な乖離があるように思え、古式に則った価格
（約30円）にまで低下しているのもむべなりと感じた。

折に触れてはビックリマンシリーズに対しての怒りや苦言、恨み節を呈してきた訳であるが、
安易かつ阿漕なバージョン展開、シール素材の安っぽさと、ファンに対して『出しておけば
買うであろう？』という驕りと言うか甘えが今回も随所に表れており、学ぶことも省みることも
工夫も見て取れない様は甚だ不快という他ない。仕入れた店には気の毒であるが、上記の
捨て値とワゴンに山積みされるその姿こそが、適正ということなのであろう。

と言うか、この手のおまけ付き菓子は、今の子供に買い与えるお菓子の相場からしてかなり
お高い部類のものなのではないか。昔日のシール戦国時代の頃から物価は相当上がったが、
それでも2個も3個も買える代物ではないはずである。実際子供連れも多く訪れるスーパーに
おけるおまけ付き菓子のコーナーを見ても、あまり子供に買い与えている親を見かけない。
思えば、バンダイ系のシール付き菓子におけるレアシールの出現率がかなり高めなのも、
その辺りに配慮した結果なのかも知れない。

とりあえず『ウマ娘』のカードの新弾が出たので、もうそれで良いという状態。
印刷がさらに綺麗になっている気がするし、同じバンダイ製カードの中でも白眉と思える。
バンダイのおまけ付き菓子は、たまにやる気が過剰に溢れているものが現れるので、
結構見逃せない。出し抜けにホロシール投入してくるとかそういうやつ。正直嬉しい。