ゑの巣

ここでは管理人個人の日々の妄言、妄想、創作などを世に晒しています。ごゆるりと。

三代目の洗濯

2024年08月13日 23時35分46秒 | Weblog
この時期にと毎年思いつつも機を逃し続けたが、ようやく重い腰を上げるに至る。

それは半纏の洗濯。冬になれば着たきりになり脱ぐこと能わず、よしんば洗っても
乾かないどころか下手すれば凍る。暑い時期であったとしてもおそらく次の連休頃
には半日で乾かし切れるかどうか怪しいので、暑さは言わずもがなで最悪乾かなくても
着る必要が無いから問題ないという万事好機の今という訳である。
引越しの前に先代の半纏を洗ったことがあったが、それから随分久し振りの洗濯。
雑に洗濯機にぶち込むわけにはいかないので、風呂桶に浅く湯を張り、手洗い用の
洗剤を投入しわが身と諸共に土塊をこねるが如く、揉み洗う。揉み洗う。

学生時代に10㎏の粘土を練った時の事を思い出す。何年も洗ってなかったこともあり、
本当に泥の塊を揉む如く茶色の汁があふれ出てくる。
それにしても昔日と比べて随分と体力も筋力も落ちたものである。溢れる水の色が
澄んでくるまで揉み洗いをするにも結構な労働であった。

果たして無事に洗濯を終えた訳であるが、今回得た気付きとしては、半纏を干す時には
洋服用のハンガーではなく、適当な竿に両袖を通して吊るす方が良いという事と、
洗剤はジュースより安いという事の主に二つがあった。
あとは洗濯したは良いが、あまりきれいになったとか、弾力が復活したとかそういう
感じがあまりなかった。なればこそ年中着たきりでも問題ないという半纏の機能性を
思い知る。大阪に移り住んでから二着ほどの半纏を潰してきたが、いずれも物理的に
着れなくなったので、本当はもっとつぎはぎしたりして長持ちさせるのであろうか。
ともあれ三代目は長持ちして欲しい所である。
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