自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

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「103歳になって わかったこと」 篠田桃紅・著

2015-08-07 06:16:08 | 図書メモ




著者は103歳の美術家。墨を用いた抽象表現主義者だそうです。

独りを貫き、自由に生きてきたからこそ言える、言葉の重さ、
切れ味を感じる文章でした。

P.29 百歳を過ぎて生きることとはどういうことなのか。
   一つには、別の立場から客観視している自分と向き合うことなのかも
   しれません。

その前のページに、

   若いときは、頭にひらめいたことはなんでもやればできる、
   やれそうな気がどこかにあります。

   (中略)<しかし今は>頭にひらめいたけれど、
   もうできないだろうという否定が生じるのです。

   歳をとれば、人にはできることと、できないことがあることを
   思い知ります。そしてやがて悟りを得た境地になります。

   (中略)老いるということは、天へと続く悟りの階段を
   上がっていくことなのかもしれません。

私は67歳になったところですが、最近の怪我、ドライアイ、筋肉痛などの
不調を考えると、やっぱり
   そろそろ諦めを考える時期なの???
と、考えざるをえません。

一生懸命、予防医学を学び、実践していても、歳には勝てないようです。
ま、日野原重明先生やこの篠田さんのように、例外的素晴らしい存在を知り、
少しでもハードルを先送りして、しつこく生きたいとは思っていますが。

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