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体を整える すごい 時間割  田原 優・著  2019/6

2019-08-14 05:44:49 | 図書メモ


著者は、医学部卒ではなく、理工学博士。
発光イメージングによるマウスの体内時計測定、
インスリンやストレスによる体内時計調節などの成果を発表。
新しい研究分野として「時間栄養学」の立ち上げに関わる。

こういう著者や書物が増えていると思います。
もう旧態依然のお医者さんは、近い将来、AIに取って代わられ、
行き場所を失うのか、介護などに活路を見いだすのか?
既存の医療従事者にとっては、厳しい時代が来るようです。

それはともかく、著者が言うように、
私達は体内に固有の時計を持っていて、その調和がとれていれば健康。
それが、社会的制約(出勤時間や夜勤の有無)などで、
個々の体内時計と社会生活にズレがある場合、不健康になるそうです。

P.22 たとえば肝臓は夜になると、脂肪をためる機能を助けるようになる。
   同じモノを食べても、朝食より夜食の方が太るのは、
   肝臓の働きが時間によって変わるから。

大事なことは、
このような研究者が発する「疫学的結果」「公衆衛生学」からの啓蒙です。
社会的時差ボケと自分の体内時計のずれは、
長期的に体を蝕んでいくそうです。

でも、生活の工夫次第で時差ボケ負債を減らすことが可能だそう。
P.38 体内時計に沿って生活してきたか、乱しながら生活してきたかは、
   歳を重ねるごとにその差が外見に現れてくる

実際に、私の友人たちの中にも
「健康に良さそうなことをやりまくっているのに、、、
 頻繁に風邪をひく。疲れやすい。体が痛い。」という人がいて、
そういう人に限って、夜中に起きていて、朝寝坊です。

「私は夜型なんだから、朝型の人と同じにはできないのよ!!」
と言われるのですが、
そういう方々は、毎日をその夜型だけですごす一貫性が必要らしいです。

ま、何を大切に生きるのか?は、人それぞれですから、
そのことを自覚して、何らかの対策を講じる必要がありそうです。

本当は、
「この本を読んだら?」という一言くらい言いたいですけどね・・・



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