自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

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からだじゅうの首をゆるめると内臓が若返る  松本同弘・著  2017/1

2020-06-26 05:56:49 | 推薦図書


著者はAustralia NSW州・シドニー自然療法学院ACNTを卒業し、
州政府認可のDiploma of Integrated Bodywork Therapiesを取得。
その後、豪華客船内のスパセラピストとして活躍し、
現在は日本で活躍しているそうです。

何故、推薦したいかというと、
手首・足首などを徹底的に緩めるのは、自力整体そのものだからです。
研修で習ったときは、「お腹を緩めて、腸の調子を整えるため」なんて
教わらなかったし、考えも及びませんでした。

が、教えの通りに自力整体を行っていたら、
当時悩んでいた<膝痛>が、薄皮を剥ぐように治っていき、
体重が減って、体調が整っていったのを思い出します。

だから、こういう理論を知って、自力整体を見直すと面白いと思うのです。
以下、興味深い言葉のメモです。
P.14 オーストラリアに育っているのは、
   「治すのは、その人自身」という風土です。
   誰もが自分で自分を治す自己治癒力をもっていて
   それを引き出すのが、医師やセラピストの役目

矢上先生が嘆かれているように、日本では
「たまたま運悪く、病気になったのだから、お医者さんに治してもらう」
という、他人まかせの人が多いのです。

自力整体では、不調の原因は「自分の、身体の使い方が間違っていたから」。
だから、まず食べ過ぎ・考え過ぎ・体の使い過ぎなどを止めて、
体や胃腸を休めることから始めます。この辺の考え方が共通点です。

面白いのは、著者の生い立ち(病弱、人見知り。両親のせいで
「自分の気持ちを殺して、両親に言われるがままに生きてきた」)から
クライアントの悲しみや心の痛みを疑似体験できたこと。

これは、順風満帆で痛みや悩みを知らない人には難しいことでしょう。
私も、どちらかと言えば頑健なので、病弱の人の悩みは理解しにくいです。
が、精神的には人並に色々な苦労を体験してきたので、著者の主張は
とても良く分かります。

要は、P.152 
   不調も病も、感情の「受け止め方」が生んでいる


P.110 考え過ぎる現代人は、腸が硬くなりやすい
P.112 前屈みの姿勢は自律神経のバランスを狂わせる
P.118 「バカヤロー!」と声に出すことで腸がゆるんだ
P.123 せっかちな人は、胃腸の病気になりやすい
P.125 感情の滞りを解放しないと、50肩は根治しない

   噛み合わせのずれ、過敏性腸症候群、子宮の病気、腎臓病など
   多くの身体的不調が一つの原因からきている

このように書かれると、怒り狂う人が居ます。
でも、多くの人は、「そうかも、なぁ~~」と思って
当たっている部分だけは直そうと努力するはずです。(私もそうでした。)

この辺が、治る人と、そうでない人の分かれ目?
明日は具体的な緩め方をご紹介しましょう。


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