P.197 著者・小島医師の呟き……
病気が起こる原因として、運動系のアンバランス、力学的ストレスが
大きく関与することは疑いのないところ。
が、現在の西洋医学を中心とする医療界では、
「硬組織骨格配列の異常や、軟組織緊張の異常」が、
いかに生活機能全体に重大な影響を及ぼすものであるかを忘れ去っている……
さらには、治療レベルの話として、
骨格の歪みの矯正法に関する固定法を重視する治療、
●椎間板ヘルニアの治療として行われている牽引療法や神経ブロック治療
●無闇に筋肉をストレッチで伸ばしたり、関節可動域の強引な拡大手法など
現在の整形外科理論のもとで行われている治療施術というものは、
あまりにも思慮を欠いた治療であると言わざるを得ません。
と、ここまで<正規のお医者さん>が言われていても、
これからも、(多分)何十年と、病院では上記のような治療が続けられることでしょう。
そして、症状がとれないからと、整形外科や各種治療院を転々とする人々の数も減らず、
日本の医療費は益々膨れ上がり、不健康な腰曲がりの老人ばかりの国になっていきそうです。
だからこそ、「自力整体」を広げていかねばならない!と、意を強くしている私です。
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