自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

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究極の疲れない 呼吸法   仲野広倫・著  2021/7

2023-02-20 05:06:23 | 操体法


著者は「大正15年創業の整体治療院の子孫。
   明治国際医療大学・南カリフォルニア健康科学大学卒業
   カイロプラクティック認定スポーツ医など3つの資格あり」

最近は、こういった国際派でエビデンスを持つ治療に目が行きます。
もちろん西洋医学だけでは不定愁訴は治せないので、著者のように
東洋医学にも造詣の深い方が面白いです。

p.6 筋肉骨格系の故障は
   カラダの機能運動障害が原因で起こります。


p.7 日本でも「骨盤矯正」「姿勢矯正」「カイロプラクティック」
   などに負けない勢いで「パーソナルトレーニング」や
   「スポーツクラブ」などが台頭しています。

   これは痛みや症状に焦点を当てた「受け身の治療」から
   トレーニングやカラダづくりによって、怪我を予防し、
   パフォーマンスを高める「能動的な予防」に皆さんが
   健康投資をし始めた一つの潮流ではないでしょうか。

   しかしながらこの流れは、無理な運動や知識不足から
   余計に痛みのある人を生み出してしまうことも確か
です。

もっと書き写したいのですが、あまりに長くなるので、結論は、
   こうしたときに、運動を中止して痛みを避けるのではなく、
   運動に安全に戻れる治療をおこなえるのがスポーツ医学の
   強味です。

p.8 そこには「秘伝の技術」も「独自の発見」もありません。
   あるのは「原因」と「結果」のみです。

   (中略)原因をしっかりと理解して、それを解決する方法を
   実践すれば、おのずと結果はついてきます。

私は自力整体ナビゲーターですから、生徒さんたちを「痛みのない人生」へ
お連れするべく、日々研究を続けています。個別の悩みや心身の癖を
理解して教室を運営しています。

でも、この本の著者のように専門的・医学的知見には基づいていないので
悔しいけれど確実な治療にはなっていません。これが「安い月謝」での
楽しい教室の限界かもしれません。
もちろん「薄皮が剥げるように、徐々に良くなっていく」のは確かなので、
生徒さんは楽しみに通ってくださっているのです。

だから、私としては、この著者のような専門家が分かりやすい解説本を
出版してくださることが本当に有難いです。

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