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紙芝居 活用ガイドブック  浅井 拓久也・編著  2018/11

2020-07-27 05:08:24 | 唄と踊り


ミュージカルを紙芝居で、、、とはいえ、基本的勉強が必要です。
まず、図書館で探したのが上記の本。
編著者は秋草学園短期大学准教授で保育学・教育学が専門。

紙芝居は日本特有のものだそうです。
大正時代、関東大震災や金融恐慌の影響で仕事を失った人などが
生活の糧を得るために道路や公園などで演じる紙芝居が始まったそうな。

P.10 子どもにも大人にも人気があったが、内容は教育的ではなく
   子どもにとって学びのある内容というより、面白さ、わかりやすさ、
   刺激だけを重視したものが多かった。また大人も対象としていたため
   性描写が過激なものや暴力的な場面が多いものもあった

P.11 日本が戦争を始めると、紙芝居の内容は「戦争や侵略を賞賛したり
   正当化するものが中心となっていった。(→国策紙芝居)

   (中略)戦後、GHQによる検閲が行われ、戦後の紙芝居の内容は
   自由主義的で教育的な内容になり、大衆文化として根付いていった。

紙芝居の際に売られていた飴が不衛生であるとか、テレビの普及も相まって
街頭紙芝居は姿を消したが「保育教材」として位置づけられ、幼児向けの
紙芝居が多く制作され、今日に至るそうです。

でも、私が目指す「電子紙芝居」は子ども向けの読み聞かせではありません。
P.18 舞台上で繰り広げられる演劇的な表現空間を集団に向けて作り出す。
   (中略)文章も絵本はお話的に書かれているのに対して、
    紙芝居は登場人物の台詞のやりとりで成立していることが多い。

そう。昔は幼児向けの媒体だったかもしれない紙芝居ですが、
コロナのお陰で、団塊世代のお遊びツールとしてのパソコンが新しい芸術分野を
切り開くのかも?? なぁんて、過去を知るほどに、未来への夢が広がります。

コメント
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