自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

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アゴを引けば身体が変わる 5 椅子と日本人

2019-11-05 07:47:25 | 図書メモ


P.168 座っている姿勢は立っているときの姿勢に影響し、
   立っている姿勢は歩いているときの姿勢に影響する。

   だから、座る姿勢が一番大切なのに、立ち姿勢や
   ウォーキングのフォームを指導する教室やセミナーがあっても
   座り方を指導するセミナーは見かけない。

   同じく、肩こりや腰痛の治療方法について語る専門家は
   たくさんいるのに、椅子の選択方法や座り方について
   語る専門家は少ない。


P.169 学校や病院で靴選びと椅子選びの大切さを教育するように
   なれば、脛の痛みや腰痛に悩む人の数は減るだろう。

   かつて「メガネは顔の一部です」という宣伝文句があったが、
   これは「椅子はお尻の一部です」と言い換えられる。

この章で著者は、欧米から輸入された椅子文化と椅子の構造が、
いかに日本人の文化や体格に合っていないかを説明しています。

P.172 足の裏が地面についていないと、上半身の重さが全て
   腰に集中してしまう
   (中略)日本人の脚では(自然と足が床につかないので)
   座面のふちで大腿の裏を通る神経と血管が圧迫されるので
   膝から下に痺れや浮腫みを患うOLが多くなる


著者の結論は、P.173
   (日本では)日本人の骨格とアイデンティティにマッチした
   椅子をつくれていない気がする。これは椅子に限らず、
   洋服や鞄も同じことが当てはまるのではないだろうか。

P.178 (人間工学的にみると)身体に最も負担の少ない理想的な
   座位姿勢は、乗馬の姿勢
   馬の鞍に座ると、自然と開脚し、骨盤が前傾する。この時
   脊柱がニュートラルポジションになり、腰へ負担が最小限
   となる着座姿勢になるのだ。

   (中略)これまでの経験で良かったのは、
   「バンバック・サドルシート」「アーユルチェア」など
   
結局、脛が垂直に下りて、足裏がピッタリ床に着くことが重要?
では、座面はどうか?というと、よく分かりません。
分かることは、
自分の脚の長さに合わない椅子でのズッコケ座りが最悪ということ

私自身は、今のところ「座っているより、立っている方がラク」
なので、使っているのは食事用椅だけです。小柄な私に合った
高さです。でも、もっと高齢になって椅子に座る時間が増えたら
背もたれが必要になるのか?皆目見当がつきません。

椅子選びの指針(ガイド?)があれば見てみたいものです。
コメント
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