Side Steps' Today

裏版Side Steps' Today

レコーディング日記(26)

2005年07月11日 | SideSteps
これまでのレコーディング、といっても10年以上前の「Steps on Edge」が最後のスタジオミックスだったのだが、はエンジニアの手元作業が見えにくく、特にどんなEQをされているか等々は殆ど見えなかったのが実情。しかし、今回のProTools上での作業はディスプレイ越しに完全に理解でき、非常なる透明性があるとともに、厳密性/再現性もあり、素晴らしい!と痛感。エンジニアにすればEQ具合等企業秘密的な部分も多く、後ろから見られるのは嫌な人もいるであろうと想像されるが、それ以上に”そのスクリーンショットを取って!”(なお、MAC OS9におけるスクリーンショットは”りんご+Shift+3”と”りんご+Shift+4”で出来る)とお願いする当方を嫌な顔せず、「企業秘密なのにな~」とか「ここはダメ!(笑)」と言いながらも撮ってくれたのには頭が下がる(ちなみにショットを撮ると”カシャ”という撮影音が毎回するが、これでメンバー一同爆笑)。ドラムの音決めが通り一遍終了すると、次はベース。バスドラの音等を聴きながらEQとダイナミクス系をかけるが、この段階では基本的にはエンジニアを信頼して、あまり音に注文はつけないことに。普段は自分の音に対しては全くNo-EQであるので、他人、しかも、あまり自分の音を聴いたことの無い人がどのようにEQするかは非常に興味があったが、音や周波数帯が重なる部分を避けて音像を定位するEQが基本で、単体で聴くと「えー、そんなところ(周波数)持ち上げるの...?」ともなるが、オケに混じるとその嫌な部分も消え、収まりのいい具合になるのは新たなる発見。
※ある曲のベースのEQ。どの周波数帯を持ち上げているか分かりますでしょうか......。
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