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北海道全線阿房列車(36)

2022年03月19日 | 畸観綺譚
北海道全線阿房列車(36)
1318発の長万部行きだが、主要路線たる函館本線は国道5号に沿って走っており、鉄道の大動脈かと思っていたが、こちらは急勾配・急曲線が続く「山線」と言われ、ローカル線化している。札幌ー函館という大動脈は「海線」(札幌ー千歳ー室蘭ー長万部)経由になっているため、これから乗る「山線」は極端に本数少なく一日4便…。しかし乗ってみれば超新型H100 というモダンな車両一両でこれまたギャップが激しい。定刻に出発した倶知安(くっちゃん)行きは二股に停車するが、この付近に前回訪問の二股ラジウム温泉がある。ふと物置小屋然とした駅舎をみると、中に人影あり。それはこれまで函館ー長万部で左側に座ってイカめしを食していた青年。この列車にも乗らず、そのまま物置小屋内にとどまって窓から外を見ていたが、彼はどのようにここに到達し、なぜそこにいるのか非常に不可思議で暫く頭から離れず。沿線風景は雪景色が続くだけであまり緩急ない展開。視線を上方に移せば、コールタール塗りと思しき木製電柱の頂上に「発砲禁止」と書かれた看板。思わず、被弾しないかと異様に気になる。そのまま昆布(ここも温泉)ニセコ(ここも温泉)に停車し、1458倶知安へ。この付近では地図上では羊蹄山が綺麗に見えるはずだが、厚い雲に覆われて裾野しか見えず。倶知安では次の1518普通(小樽行き)まで20分あるため改札を出て駅前へ。タクシーしか見当たらず、小樽行き二両編成(またH100)に乗車して小樽へ。

【写真】右横書きにてレトロ感十分な「んゃちっく(安知倶)」。英字表記のみ左横書き、それ以外は右横書きにて、瞬時の判読は無理。
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