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玉肌日記

2008年04月02日 | 玉肌日記
【奥津温泉(岡山)】
岡山の北部、中国山地の手前にある温泉で、ウラン鉱床で有名なる人形峠(この名は小学生当時から知っていたが訪問したのはこれが初めて)を越えればそこは鳥取県という場所に位置。5軒程度の旅館しかない温泉街ながら、中国道(高速)等にも大きく宣伝がなされていることに加え、最寄りIC(院庄IC)からも国道179号線沿いに丁寧なる方向支持板が付されていることからも付近では有名な温泉と容易に想像がつくが、当地は美作三湯のひとつということで、吉井川なる渓流の側にあり、風呂は内風呂がメインなのがマニアアックで時流に流されておらず、好感。というのも、この温泉は足下湧出系温泉で、いわゆる足下の岩盤の間から湧き出て来ているものだから、配管等の施策を講じなければ自ずと設置場所が限定され、結果として温泉鮮度を考えれば内湯ともなるという具合。さらにはラジウム含有でもあることから、湯気中に含まれるそれを吸気する効果も考慮すれば、やはり絶対的に内湯か。足下湧出系といえば湯量が乏しく、ジワジワとシミ出てくる印象もあったのだが、ここはなかなかの湯量であって、時折の気泡とともに湧出しているのが手足等で体感できるほど。泉質はアルカリ性単純泉で無色透明かつ無味無臭ながら、ややヌルヌル系。またラジウム含有が三朝温泉に次ぐ量とのこと。”美人の湯”と言われるが、確かに入ると全身の毛穴が開くような感じがし、そこから温泉が体に染み込むような感触あり。さらには源泉温度も42.6度と、これまた人間様の温泉になるべく湧き出づる温度で、すばらしい。側の吉井川では鮠(ハヤ)であろうか、渓流釣りをする人が多いが、自然も温泉も、そして食べ物もよろしく、これまであまりパッとした印象のなかった岡山を大きく変える温泉。
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